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20日の米国市場ダイジェスト:ダウは185ドル安、10月のFOMCでの量的緩和縮小思惑が強まる
*07:30JST 20日の米国市場ダイジェスト:ダウは185ドル安、10月のFOMCでの量的緩和縮小思惑が強まる
■NY株式:ダウは185ドル安、10月のFOMCでの量的緩和縮小思惑が強まる
NYダウ ナスダック
終値 :15451.09 終値 :3774.73
前日比:-185.46 前日比:-14.66
始値 :15635.09 始値 :3796.28
高値 :15654.77 高値 :3798.76
安値 :15448.09 安値 :3774.12
20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は185.46ドル安の15451.09、ナスダックは14.66ポイント安の3774.73で取引を終了した。セントルイス連銀のブラード総裁が、量的緩和縮小を見送ったのは「ギリギリの判断」であったとコメントし、10月のFOMCで縮小に着手する可能性を示唆したことをきっかけに下落する展開となった。20日取引終了後にダウ平均構成銘柄の入れ替えが行われることもあって、引けにかけて下げ幅を拡大、FOMCの結果発表後の上昇を全て打ち消した。セクター別でも全面安となっており、特に不動産や資本財の下落が目立った。
建設機械のキャタピラー(CAT)は8月のディーラーを通じた建機販売が10%減となったことで下落。オリーブガーデンやレッドロブスターなどのレストランを展開するダーデン・レストランツ(DRI)は、決算が予想を下回り軟調推移となった。新型iPhoneの販売を開始したアップル(AAPL)は概ね良好な売れ行きが報じられているものの、引けにかけて売りに押された。携帯端末メーカーのブラックベリー(BBRY)は約10億ドルの損失を計上する見通しであることが明らかとなり急落となった。
ダウ構成銘柄の入れ替えではアルコア(AA)とバンク・オブ・アメリカ(BAC)、ヒューレット・パッカード(HPQ)が除外され、新たにナイキ(NKE)、ゴールドマン・サックス(GS)、ビザ(V)が加わる。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は99円39銭、10月のFOMCでのQE縮小思惑でドル買い優勢
ドル・円は99円67銭まで上昇後、99円32銭へ反落し99円39銭で引けた。2013年の投票権を有するブラード・セントルイス連銀総裁が10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で小規模の量的緩和第3弾(QE3)縮小の可能性を示唆したためドル買いが優勢となった。その後、戻りに控えていた売りや株安に連れ反落。
ユーロ・ドルは、1.3538ドルから1.3498ドルへ下落し1.3526ドルで引けた。予想を下振れたユーロ圏9月消費者信頼感速報値を嫌気したユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、株安に連れ134円71銭から134円26銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.6031ドルから1.5987ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9127フランまで上昇後、0.9089フランへ反落した。
■NY原油:続落で104.75ドル、中東の原油供給不安後退で売り先行
NY原油は続落(NYMEX原油11月限終値:104.75 ↓1.11)。20日は104.5ドルまで下げ、サポートに近づいた。リビアの原油生産が回復したこと、シリアに対する攻撃の可能性が低下したことから中東の原油供給不安が後退し、売り先行となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 14.44ドル -0.17ドル(-1.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 28.19ドル -0.41ドル(-1.43%)
ゴールドマン・サックス(GS)169.75ドル +1.97ドル(+1.17%)
インテル(INTC) 23.77ドル -0.15ドル(-0.61%)
アップル(AAPL) 467.41ドル -4.89ドル(-1.04%)
グーグル(GOOG) 903.11ドル +4.72ドル(+0.53%)
フェイスブック(FB) 47.49ドル +1.51ドル(+3.28%)
キャタピラー(CAT) 84.75ドル -3.00ドル(-3.42%)
アルコア(AA) 8.29ドル -0.15ドル(-1.78%)
ウォルマート(WMT) 75.83ドル -0.38ドル(-0.50%)《KO》
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