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【編集長の視点】スタートトゥデイは高値更新、新サイトのオープンで連続最高純益に上ぶれ期待
<銘柄ウオッチ>
スタートトゥデイ <3092> は、95円高の2660円と急続伸し、9月18日につけた年初来高値2598円を更新している。9月17日に新ショッピングサイト「LA BOO(ラブー)」を9月25日にオープンすると発表、今3月期の連続の過去最高純利益更新予想が、さらに上ぶれると期待を強めEC(電子商取引)関連の勝ち組買いが増勢となっている。今年7月開示の今期第1四半期(1Q)決算が、V字回復し通期業績に対して高利益進捗率で着地したことも見直されている。
「LA BOO(ラブー)」は、同社の日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」に次ぐ新モールショッピングサイトで、10代から20代の女性を対象に同年代に人気のある「moussy(マウジー)」、「snidel(スナイデル)」などのオフィシャルオンラインショップなどを100ショップ以上出店する。「ZOZOTOWN」とは異なる顧客を開拓、同社業容・業績の拡大を図る。
一方、同社の今期業績は、連続の増収増益が予想され、純利益は、63億2000万円(前期比17%増)と前期の過去最高を連続更新する。「ZOZOTOWN」の会員数が伸びて購入者数が続伸、同サイトで展開するアパレルECショップも増加、今年10月に新物流拠点が稼動し年間商品取扱高3000億円~4000億円に対応する物流機能が確立されることなどが寄与する。
この序盤の今期1Q業績は、前年同期比18%増収、76%経常増益、84%純益増益とV字回復して着地し、純利益18億3500万円は、通期予想純利益に対して29%の進捗率と目安の25%を上回った。このため同社業績の上ぶれ観測も相次いでおり、東洋経済会社四季報秋号では今期純利益を67億3000万円、国内証券でも今期営業利益が、同社予想の103億2000万円(前期比21%増)を30億円強上ぶれるとしている。
株価は、今期業績の続伸予想でつけた1753円高値から全般相場急落で1424円まで調整、1Q好決算や内外証券の投資判断・目標株価引き上げなどで高値追いを続けた。投資採算的に割安感は小さいが、新サイトのオープンで勝ち組人気を高めさらに上値トライに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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