【アナリスト水田雅展の銘柄分析】巴工業に急動意、設備投資回復を期待

2013年9月20日 09:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  化学機械メーカーの巴工業 <6309> の株価は調整が一巡して出直りの動きを強めている。指標面に割安感があり、来期(14年10月期)の設備投資需要回復を期待する動きだろう。

  遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの販売を中心とする化学工業製品販売事業を2本柱としている。中国ではコンパウンド加工事業なども展開している。

  9月6日に発表した今期(13年10月期)第3四半期累計(12年11月~13年7月)の連結業績は、前年同期比9.0%減収、同44.3%営業減益、同41.6%経常減益、同47.4%最終減益だった。セグメント別に見ると、機械製造販売事業は北米の遠心分離機械や中国の砥粒回収装置の受注が低調で同20.0%減収、同59.7%営業減益、化学工業製品販売事業は汎用樹脂などの需要が低調で同4.8%減収、同33.1%営業減益だった。

  通期の見通しは前回予想(5月29日に2回目の減額修正)を据え置いて、売上高が前期比6.7%減の388億円、営業利益が同32.6%減の16億50百万円、経常利益が同34.8%減の17億円、純利益が同37.5%減の10億10百万円としている。

  通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.0%、営業利益が54.5%、経常利益が59.7%、純利益が57.9%である。利益面の進捗率がやや低水準であり今期は減益が避けられないようだが、来期(14年10月期)は設備投資需要の回復が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、8月30日と9月6日に1405円まで調整したが、その後急反発して1500円台を回復し、出直り感を強めている。9月19日には前日比29円(1.88%)高の1575円まで戻した。今期の減益見通しを織り込み、来期の収益改善を期待する動きのようだ。

  9月19日の終値1575円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円22銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線に続いて75日移動平均線を突破した。ダブルボトム形成で底打ちを確認し、強基調へ転換した可能性があるだろう。指標面には割安感もあり、出直り展開が本格化しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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