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19日の米国市場ダイジェスト:ダウは40ドル安、利益確定売りが上値を抑制
*07:37JST 19日の米国市場ダイジェスト:ダウは40ドル安、利益確定売りが上値を抑制
■NY株式:ダウは40ドル安、利益確定売りが上値を抑制
NYダウ ナスダック
終値 :15636.55 終値 :3789.38
前日比:-40.39 前日比:+5.74
始値 :15677.86 始値 :3794.70
高値 :15695.89 高値 :3798.16
安値 :15625.45 安値 :3781.59
19日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は40.39ドル安の15636.55、ナスダックは5.74ポイント高の3789.38で取引を終了した。朝方発表された週間新規失業保険申請件数が予想よりも少なかったことが好感される一方、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の株価急騰を受けて利益確定の売りが上値を抑え、終日もみ合う展開となった。セクター別では、商業・専門サービスや運輸が上昇する一方、銀行やヘルスケア機器・サービスが下落した。
長期金利の低下を受けてメットライフ(MET)など生命保険各社が軟調推移。家具・インテリア用品小売のピア1インポーツ(PIR)は、決算が冴えず通年の業績見通しを引き下げたことで軟調推移となった。大手行JPモルガン・チェース(JPM)は、ロンドンでの巨額トレーディング損失に関して9億2千万ドルの制裁金が課せられる可能性が報じられ、小幅下落。一方でドラッグストアのライトエイド(RAD)が好決算を発表し、業績見通しも引き上げたことで急騰となった。ビデオゲームのテイクツー・インターラクティブ(TTWO)は、新作ゲーム「グランド・セフト・オートV」の初日売上高が8億ドルを突破したことを明らかにして上昇。
18日のFOMCで連銀が量的緩和縮小に着手しなかった結果をどう解釈するべきか投資家の意見も様々で、来月半ばに発表される議事録に注目が集まりそうだ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は99円30銭、米資産購入縮小見送りで円キャリートレードに拍車
ドル・円は98円91銭から99円63銭へ上昇し99円30銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が資産購入の縮小を見送ったことを受けた円キャリートレードに拍車がかかったこと、予想より少なかった米国の新規失業保険申請件数、2007年2月末以来の高水準となった8月中古住宅販売件数、2011年3月以来の高水準となった9月フィラデルフィア連銀業況指数を好感したドル買いが再燃した。その後、輸出の売りや株式相場の反落に連れ伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.3569ドルまで上昇後、1.3509ドルまで下落し、1.3530ドルで引けた。ユーロ・円は、株価動向に連動し133円99銭から134円95銭へ上昇した。ポンド・ドルは、1.6100ドルから1.6023ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9126フランまで上昇後、0.9093フランへ反落した。
■NY原油:反落で105.86ドル、リビアの供給増加で供給不安が緩和
NY原油は反落(NYMEX原油11月限終値:105.86 ↓1.42)。19日は108.15ドルまで上昇したが通常取引開始後、反落し午後には105.57ドルまで下げた。リビアの供給が増加したこと、アサド・シリア大統領が国際調査団に化学兵器機関への立ち入りを承認したとの報道で供給不安が緩和した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 14.61ドル -0.11ドル(-0.71%)
モルガン・スタンレー(MS) 28.60ドル -0.42ドル(-1.45%)
ゴールドマン・サックス(GS)167.78ドル -0.28ドル(-0.17%)
インテル(INTC) 23.92ドル +0.02ドル(+0.06%)
アップル(AAPL) 472.30ドル +7.62ドル(+1.64%)
グーグル(GOOG) 898.39ドル -4.93ドル(-0.55%)
フェイスブック(FB) 45.98ドル +0.75ドル(+1.66%)
キャタピラー(CAT) 87.75ドル -0.09ドル(-0.10%)
アルコア(AA) 8.44ドル -0.12ドル(-1.34%)
ウォルマート(WMT) 76.21ドル -0.21ドル(-0.27%)《KO》
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