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概況からBRICsを知ろう~インド市場はアジア株高を好感する買いで続伸
*09:52JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場はアジア株高を好感する買いで続伸
【ブラジル】ボベスパ指数 55702.90 +2.64%
18日のブラジル市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1431.65ポイント高(+2.64%)の55702.90で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは64、値下がり9と買いが優勢。全業種が上昇し、中でも石油・ガスや消費者サービスに買いが集中した。
狭いレンジでもみ合った後は上げ幅を急速に拡大させた。ボベスパ指数はこの日、終値ベースで5月28日以来の高値を記録。米量的緩和の縮小が予想に反して見送られたことが好感され、新興国からの資金流出懸念がいったん後退したもようだ。
【ロシア】MICEX指数 1464.95 -0.55%
18日のロシア市場は3日ぶりの反落。主要指標のMICEX指数は前日比8.08ポイント安(-0.55%)の1464.95で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり13、値下がり37と売りが優勢となった。
売りが先行した後はいったん買い戻されたが、終盤に再びマイナス圏に転落した。弱い経済指標が指数の足かせ。統計局は18日、8月の生産設備投資が前年同月比で3.9%減少し、前月のプラス2.5%を大幅に下回ったと発表。市場予想は1.6%増だった。また、同月の小売売上高の増加率も同4.0%となり、こちらも前月の4.4%(改定値)と市場予想の4.2%を下回った。8月の実質賃金は同5.9%上昇し、前月の6.4%(改定値)と市場予想の6.3%を下回った。一方、同月の失業率は市場予想通り5.2%に低下し、前月の5.3%を下回った。
【インド】SENSEX指数 19962.16 +0.80%
18日のインドSENSEX指数は続伸。前日終値近辺でもみ合う展開が続き、引けにかけて上げ幅を拡大。前日の米株高に加え、日本株の大幅上昇などこの日のアジア株高を好感する買いが広がった。ただ、その後は方向感の出にくい地合いとなり、もみ合いが継続。日本時間19日午前3時に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果、および翌20日に開かれるインド準備銀行(中央銀行)金融政策レビューという重要イベントを前に様子見気分の強い雰囲気となった。
【中国本土】上海総合指数 2191.85 +0.29%
18日の上海総合指数は4営業日ぶり反発。前半は弱含みの展開に。翌19日から中秋節連休に入るため、換金売り圧力が高まった。また、一時停止されている新規株式公開(IPO)について、新制度の草案が10月初の国慶節連休前後に発表されるとの観測も警戒された。ただ、連休商戦への期待感から観光や小売りなどに買いが継続。また、「上海自由貿易試験区」関連の買い戻しが進み、相場を押し上げた。同区は10月1日に正式始動すると報じられている。《FA》
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