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米株式:下落、午後前に史上最高値付近での動き続ける
*23:47JST 米株式:下落、午後前に史上最高値付近での動き続ける
米株式市場
東部時間午後2時に17-18日の連邦公開市場委員会後の結果と四半期ごとの成長見通し発表、30分後にバーナンキ議長によるプレスカンファレンスが予定されている。本日午後のイベント以外にも今週は20日に4つの先物やオプション取引の決済日 が重なる3ヵ月に一度の「クアドプル・ウィッチング」とSPXのETF:SPYの配当日などイベントが重なる。だが、出来高は2日のレイバーデー、4日から週末までのユダヤ教の新年が終わり、今週に入っても回復してこない。
縮小に関しては、ゴールドマン・サックスのブランクフィンCEOは、「ここまで来たら連銀は縮小を開始すべき。マーケットは月毎100億ドル縮小ならば、満足してそれ以上ならば驚くだろう」と予想している。
投票権を持つメンバーでは非常に稀なタカのカンザス・シティ地区連銀のジョージ総裁でさえも、月初に提言していたのは今月の150億ドル縮小と小規模。一方で、現在マーケットでは今回250億ドルの縮小も囁かれており、実現すればゴールドマンのCEOの見解などを踏まえればこれはサプライズとなる可能性が高い。
四半期ごとの見通しまたはプレスカンファレンスでは連銀による金利の行方にも注目される。ウォール・ストリート・ジャーナルのヒルゼンラス氏は2016年の金利見通しを挙げている。なお、現在連銀は利上げの時期に関して、現在少なくとも2015年半ばまで維持としている。
債務上限問題に関しては、下院、ひいては共和党のベイナー下院議長へのプレッシャーが強まっている。17日上院のマコネル(共和党)、リード(民主党)議員と共に下院の行動を待つ、との意思を示しており、同時に両者ともに上院にはプランB(コンティンジェンシープラン)が存在しないと発言している。ベイナー下院議長を含む有力共和党議員の間や共和党を支持する有力グループの間では歳出削減やオバマケアへの抵抗などを計画する意思があるもようだが、多くの共和党員の間では政府機関封鎖になれば共和党が非難の的になるとの見方が多く、今後(2014年、ひいては2016年)を踏まえ大きなリスクテイクには消極的なもよう。
昨年12月の財政の崖の際に、ベイナー下院議長は、「オバマ大統領は二者択一を迫っており、一方的("my way or the high way ")」と発言していたが、今回も議長と共和党側がmy way or the high wayに伏せることになるか注目される。
個別銘柄では、17日夕方にソフトウェアのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した決算は売上高及び利益共に予想を下回ったものの、月額制サービスの契約者数が急増している。
S&P 500は1.70安の1703.06前後で推移、ナスダック総合指数0.51ポイント高の3746.21ポイント前後で推移、ダウ平均株価は36.02安の15493.71ドル。(日本時間23時15分時点)。《KG》
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