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【株式評論家の視点】夢真ホールディングスは東京オリンピック関連株人気が波及
<銘柄の見所>
夢真ホールディングス <2362> (JQS)は9月10日に741円まで買い進まれ、7月11日の高値735円を更新、新展開入りしてきた。同社は、建設業界に特化して人材ビジネスを展開しているため、東京オリンピック開催決定という、強烈なフォローの風の発生が株価押し上げに作用している。
同社は建築現場への技術者派遣を中核事業として、事業資源の大半を建築技術者派遣事業に投入、高収益企業への変身を目指している。同社の特長は、現場の施工管理ができる専門の技術者を多数育成してきたことで、現在の建築技術者派遣というマーケットで圧倒的な強みを誇っている。
ところが、前2013年9月期の営業利益は、従来見通しの21億円を下回る12億5000万円(前々期11億9400万円)での下振れ着地となった模様だ。建築現場へ施工管理技術者を派遣する「建築技術者派遣事業」では、建設業界の人材不足を解決するべく、期初より採用活動に注力してきた。しかし、採用人数の約7割が下半期での入社となり、当初の想定と比べ後ろ倒しとなった。そのため、売上高が予想数値を下回る見込みとなったことが要因。それに加え、今後の企業規模の拡大を見据え、採用活動の強化・営業員の増員等、先行投資を行ったことも営業利益の下方修正の要因。
そうした要因が解消する来期の業績についてアナリスト筋は飛躍的な大幅増益を想定している。前9月期の年間配当は20円と、前々期の4円から大幅な増配に進む。会社側でも「主力の派遣事業で安定した収益が確保できる見通しになった」と説明している。少なくとも東京オリンピックへ向け、好環境が続いていく。株価の上昇トレンドはこれから本格化していく流れだ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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