17日の米国市場ダイジェスト:ダウは34ドル高、FOMCへの楽観的な見方が広がる

2013年9月18日 07:37

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記事提供元:フィスコ


*07:38JST 17日の米国市場ダイジェスト:ダウは34ドル高、FOMCへの楽観的な見方が広がる

■NY株式:ダウは34ドル高、FOMCへの楽観的な見方が広がる

NYダウ       ナスダック
終値 :15529.73  終値 :3745.70
前日比:+34.95   前日比:+27.85
始値 :15503.15  始値 :3725.31
高値 :15555.07  高値 :3747.08
安値 :15503.15  安値 :3724.26

17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は34.95ドル高の15529.73、ナスダックは27.85ポイント高の3745.70で取引を終了した。サマーズ氏のFRB議長候補辞退が引き続き好感されており、買いが先行。18日に連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて警戒感から上値は限られたものの、量的緩和の縮小に着手する場合であっても小規模にとどまるとの楽観的な見方が多く、堅調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や小売が上昇する一方、家庭用品・パーソナル用品や素材が下落した。

ソフトウェア大手のマイクロソフト(MSFT)は400億ドルの自社株買いと増配を発表して小幅上昇。食品スーパーのセーフウェイ(SWY)は、敵対買収阻止の為、9月末時点で既存株主にワラントを付与するポイズンピルの導入を発表し、上昇。アパレルのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は、野村證券が投資判断「買い」でカバレッジを開始したことで上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は787型機の派生型787-9初飛行を実施し、堅調推移となった。一方で、製紙のインターナショナル・ペーパー(IP)は、先週発表した工場閉鎖が嫌気されて下落した。

マーケット終了後にソフトウェアのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した決算は売上高及び利益共に予想を下回ったものの、月額制サービスの契約者数が急増しており100万人を突破したことが好感され、時間外取引では小幅上昇して推移している。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:ドル・円は99円15銭、高水準の米国9月NAHB住宅市場指数が下支え

ドル・円は99円07銭から99円38銭まで上昇し99円15銭で引けた。予想を下振れた米国8月消費者物価指数(CPI)で一時ドル売りが優勢となったが、7月の対米証券投資が売り越しから買い越しに転じたことや米国9月のNAHB住宅市場指数が2005年以来の高水準を維持したことを好感したドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.3370ドルまで上昇後、1.3337ドルへ反落し1.3355ドルで引けた。ユーロ・円は、132円38銭から132円64銭の間で上下した。ポンド・ドルは、1.5917ドルから1.5890ドルのレンジで上下。ドル・スイスは、0.9255フランから0.9279フランで上下した。

■NY原油:続落で104.82ドル、米資産購入策縮小への思惑で買いが後退

NY原油は続落(NYMEX原油11月限終値:104.82 ↓1.37)。17日午後には104.4ドルまで下落、サポートのある104ドル付近にまで下げた。シリアが保有する化学兵器を廃棄するための枠組みで米国とロシアが合意したことを受けて供給不安が後退したこと、米連邦準備制度理事会(FRB)が資産購入策を縮小するとの思惑に買いが後退。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  14.55ドル +0.02ドル(+0.14%)
モルガン・スタンレー(MS) 29.01ドル +0.28ドル(+0.97%)
ゴールドマン・サックス(GS)167.42ドル +0.39ドル(+0.23%)
インテル(INTC)    23.74ドル +0.35ドル(+1.50%)
アップル(AAPL)      455.32ドル +5.20ドル(+1.16%)
グーグル(GOOG)      886.11ドル -1.65ドル(-0.19%)
フェイスブック(FB) 45.07ドル +2.56ドル(+6.02%)
キャタピラー(CAT)     87.07ドル -0.11ドル(-0.13%)
アルコア(AA)        8.26ドル +0.16ドル(+1.98%)
ウォルマート(WMT)     75.15ドル +0.37ドル(+0.49%)《KO》

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