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後場に注目すべき3つのポイント~五輪、ゲーム関連など個人の物色意欲は旺盛
*12:17JST 後場に注目すべき3つのポイント~五輪、ゲーム関連など個人の物色意欲は旺盛
17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・通信の下げは想定外も個人主体による物色意欲は旺盛
・ドル・円は99円31銭付近、米FOMCの結果待ちで動意に乏しい展開
・五輪関連の一角には引き続き資金、ゲーム関連にも短期資金の関心が向かう
■通信の下げは想定外も個人主体による物色意欲は旺盛
日経平均は小幅に続伸。13.01円高の14417.68円(出来高概算19億株)で前場の取引を終えた。週明け16日の米国株式相場でNYダウが約1ヶ月ぶりに15500ドルを一時回復する局面をみせる流れを受けて、買いが先行した。しかし、KDDI<9433>、ソフトバンク<9984>など通信の一角が弱い動きをみせているほか、薬品や大手不動産の一角が利食い優勢となるなか、日経平均は先週末の終値を挟んでのこう着に。
セクターでは鉄鋼、証券、電気機器、ガラス土石、卸売、その他製品などがしっかり。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の7割近くを占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともにプラスであるが、ソフトバンクなどの下げの影響から大型株指数は小幅な上昇にとどまっている。
東証1部の7割近い銘柄が上昇するなか、日経平均は辛うじてプラス圏で推移するなど、KDDI<9433>、ソフトバンク<9984>などの下落インパクトが影響している。そのため、日経平均の弱い動きに対してそれ程神経質にはなっていないとみられる。
もともと、17、18日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいほか、シリア情勢への不透明感は根強く、連休の谷間とあって全体としてはこう着感の強い相場展開は想定済みであった。通信の大幅な下げはネガティブではあるが、五輪関連をベースに防災関連、材料系の含み資産、ゲーム関連など幅広く物色されており、個人主体による物色意欲は旺盛のようだ。
■ドル・円は99円31銭付近、米FOMCの結果待ちで動意に乏しい展開
ドル・円は99円31銭付近で推移。ここまでのドル・円は、99円02銭から99円36銭で推移。ドル・円は、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで動意に乏しい展開。ユーロ・ドルは、1.3326ドルから1.3337ドルで推移。イタリア政局への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、132円16銭から132円40銭で推移。
【要人発言】
麻生財務相「法人税率下げ、常識的には難しい」
12時14分時点のドル・円は99円31銭、ユーロ・円は132円39銭、ポンド・円は157円86銭、豪ドル・円は92円41銭付近で推移。上海総合指数は、2216.37(前日比-0.67%)で推移している。
■後場のチェック銘柄
・買い一巡後の日経平均は、米FOMC見極めムードのなか積極的な上値追いは限定的
・五輪関連の一角には引き続き資金、ゲーム関連にも短期資金の関心が向かう
・後場も上値の重い展開か、値動きの軽い中小型株での短期値幅取りに
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
16:00 菅官房長官、定例会見《KO》
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