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【編集長の視点】パピレスはストップ高買い気配、業績上方修正で増益転換し株式分割もオン
<銘柄ウオッチ>
パピレス <3641> (JQS)は、寄り付きの買い気配値を切り上げ700円高の3770円買い気配とストップ高して急反発している。ストップ高水準で売り買い差し引き約23万株の買い物を集めている。連休前の13日大引け後に今3月期第2四半期累計・3月通期業績の上方修正と株式分割を同時発表、通期業績が、期初の減益転換予想から連続増益に変わり、純利益が、前期の過去最高を連続更新することを手掛かりに割安株買いが再燃している。
業績上方修正のうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを7億3900万円、経常利益を3億900万円、純利益を1億9100万円それぞれ引き上げ、純利益は、4億円(前期比27%増)と前期の過去最高を連続更新する。売り上げが、スマートフォンやタブレット端末の普及拡大に伴い電子書籍販売が想定より伸びて上ぶれ、競争激化で見込んでいた仕入れコストが、コンテンツホルダーとの協力関係の強化などで低く抑えられ、代金回収手数料も想定ほどの費用増とならず、効率化を進めたことなどが要因となった。
一方、株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げ同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的にしており、9月30日を基準日に1株を2株に分割する。
株価は、業績動向に対する敏感性を発揮しており、今期業績の減益転換予想では窓を開けてストップ安して年初来安値2000円をつけ、今期第1四半期業績が大きく続伸し期初予想の第2四半期累計業績に対して高利益進捗率を示した今年8月は、今度は窓を開けストップ高して3300円まで買い進まれ3000円台の高値固めを続けてきた。PER11倍台の割安修正と株式分割の権利取りで急騰特性を発揮して年初来高値5150円奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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