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週刊ダイヤモンド今週号より~“半沢直樹はどこにいる?”銀行業界の内幕を徹底解剖
*08:01JST 週刊ダイヤモンド今週号より~“半沢直樹はどこにいる?”銀行業界の内幕を徹底解剖
TBSテレビの日曜劇場「半沢直樹」の視聴率が30%台を突破するなど、大反響を呼んでいます。これはメガバンクを舞台にした大人気ドラマで、日曜日の午後9時すぎには多くの銀行員がテレビに釘付けに。果たして現実の銀行に半沢直樹はいるのでしょうか?
今週号の週刊ダイヤモンドでは組織の論理に縛られた今の銀行では探すことの難しい半沢直樹をテーマに、銀行の実態に迫った特集記事を組んでいます。
「銀行で大切なのは、取引先を守ることではなく、自らを守ることである」——特集では銀行劇場の第1話として「頼れる銀行・頼れない銀行 信用度ランキング」を掲載しています。
ここでは業種別に取引先が激白した“銀行のここが許せない”について目安箱を設置。「メインバンクとしての意識が低下している」「銀行は『産業を育てる』という責任感を持ってほしい」など、上場企業の切迫した声が集められています。
さて、ここで取り上げられたアンケート結果では、三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>傘下の三菱東京UFJ銀行が“付き合いたい銀行”トップに。“付き合いたくない”トップは三菱東京UFJと最悪の相性を持つアノ銀行となりました。
銀行劇場の第2話では定年、人事、カネにスポットを当て、「上司の失敗は部下の責任」という半沢シリーズの表現が決して絵空事ではなかったと指摘しています。
一見すると銀行は勝ち組業界にみえますが、内部は苛烈な競争社会。メガバンクではミスは許されず、一度失敗すれば敗者復活はないトーナメント戦。役員まで出世できなければ実質的な定年は50歳前後、同期の間でも著しい給与格差が存在——「銀行というところは、人事が全てだ。だが、その人事は常に公平とは限らない」と。
第3話では激変する収益構造に焦点を当て、半沢シリーズで主人公となる融資課長については「もういらない?」との疑問を掘り下げて追及しています。
企業と向き合い融資に尽力するのが銀行の本来の役目ですが、実際には中小企業向け融資は減少に歯止めがかかっていません。新たな収益源として台頭しはじめた国際部門ですが、国内部門との統合問題や顧客からの“冷めた視線”など、多くの問題点を抱えているようです。《NT》
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