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16日の米国市場ダイジェスト:ダウは118ドル高、サマーズ氏のFRB議長候補辞退を好感
*07:32JST 16日の米国市場ダイジェスト:ダウは118ドル高、サマーズ氏のFRB議長候補辞退を好感
■NY株式:ダウは118ドル高、サマーズ氏のFRB議長候補辞退を好感
NYダウ ナスダック
終値 :15494.78 終値 :3717.85
前日比:+118.72 前日比:-4.33
始値 :15381.36 始値 :3755.00
高値 :15549.87 高値 :3756.25
安値 :15381.36 安値 :3712.47
16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は118.72ドル高の15494.78、ナスダックは4.33ポイント安の3717.85で取引を終了した。バーナンキFRB議長の後任人事でローレンス・サマーズ元財務次官が候補から辞退することを表明。イエレン副議長が後任となる可能性が高まったことで、量的緩和など大筋で現在の金融政策が引き継がれるとの期待感から堅調推移となった。ただし、ナスダック指数はアップル株の下落を受けて上値が抑えられた。ワシントンDCでの発砲事件が大きく報道されているものの、相場への影響は限定的。セクター別では、商業・専門サービスや不動産が上昇する一方、テクノロジー・ハード・機器が下落した。
サマーズ氏のFRB議長候補辞退を受けて長期金利が低下したことで、DRホートン(DHI)やレナー(LEN)など住宅メーカー各社が上昇。航空機のボーイング(BA)はアナリストの目標株価引き上げで堅調推移となった。製薬のブリストル・マイヤーズ(BMY)はJPモルガンの投資判断引き上げで上昇。その一方、携帯端末メーカーのアップル(AAPL)は、新型iPhoneが期待外れであったとの見方が根強く、軟調推移となった。
なお、米露がシリアに対して2014年半ばまでに化学兵器の処分を求めることで合意したことも、株価を押し上げる要因となった。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は99円15銭、サマーズ氏の米FRB議長候補辞退でドル売り優勢
ドル・円は98円65銭まで下落後、99円18銭へ反発し99円15銭で引けた。タカ派として知られるサマーズ元米財務長官の次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補辞退や、低調な米国の製造業指標を受けた米国債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった後、株高に連れたリスク志向の円売りに下げ止まった。
ユーロ・ドルは、1.3385ドルまで上昇後、1.3330ドルへ反落し1.3335ドルで引けた。ユーロ・円は、株高に連れ131円89銭から132円28銭へ上昇した。ポンド・ドルは、1.5963ドルまで上昇後、1.5895ドルへ反落。ドル・スイスは、0.9241フランまで下落後、0.9277フランへ反発した。
■NY原油:続落で106.59ドル、シリアへの軍事介入回避との見方で買いが後退
NY原油は続落(NYMEX原油10月限終値:106.59 ↓1.62)。106.1ドルまで下落した後は下げ幅を縮小した。シリア問題をめぐる米ロ協議で進展が見られ軍事的介入が回避されるとの見方から、供給不安を受けた買いが後退。なお、期近価格の方が期先価格よりも高い「バックワーデーション」と呼ばれる市場構造は継続した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 14.53ドル +0.04ドル(+0.28%)
モルガン・スタンレー(MS) 28.73ドル +0.60ドル(+2.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)167.03ドル +3.03ドル(+1.85%)
インテル(INTC) 23.39ドル -0.05ドル(-0.21%)
アップル(AAPL) 450.12ドル -14.78ドル(-3.18%)
グーグル(GOOG) 887.76ドル -1.31ドル(-0.15%)
フェイスブック(FB) 42.51ドル -1.80ドル(-4.06%)
キャタピラー(CAT) 87.18ドル +0.17ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 8.10ドル +0.02ドル(+0.25%)
ウォルマート(WMT) 74.78ドル +0.42ドル(+0.56%)《KO》
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