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国際色強める東京ランウェイ閉幕 過去最高の来場者数を記録 シークレットゲストに大久保佳代子も登場
日本最大規模のリアルクローズイベント「第4回東京ランウェイ2013AUTUMN/WINTER」が閉幕した。日本の実力派ブランドから海外のハイブランドまでが出揃った国際色の強いステージに、総勢100人のモデルが登場した。モデルオーディションやライブパフォーマンス、シークレットゲストの登場など多様なコンテンツに、1万5,984人が熱狂。過去最高を記録した前回の来場者数(1万5,936人)を更新した。
全29ブランドのうち12ブランドが初参加となった。パルの新ブランド「ロベム」は、フラワープリントやチェックを用いたモードとスポーツのミッックスタイルを披露。スタイリスト佐々木敬子氏プロデュースによる「ザ・ヴァージニア」は、ピンクやモーブ色を基調に、フェミニンなシルエットのドレスに70年代調つば広帽子を合わせる新マニッシュスタイルを提案した。福王寺彩野がディレクションする新ブランド「Oui, Ayano Ruban」は、リボンモチーフを多用したガーリーなドレスにセンシュアルなディテールを加える独自のスタイルを見せ、辻希美やSHIHOなどゲストモデルが華を添えた。
春夏コレクションに続き2回目の開催となった「アジアステージ」には、今春日本に進出した韓国発ファストファッション「トレンドHジャパン」やタイの「MARIHORN」、アジアへの進出を加速している「SLY」などが参加。モデルたちも、石田ニコルや韓国の人気ガールズグループ・アフタースクールのナナ&ジュヨン、タイのナンナパットさんなどグローバルな顔ぶれとなった。エレガントなプリント柄と装飾豊かなデザインが特徴の「MARIHORN」には、タイの人気女優パンケーキさんが登場し、貫禄のウォーキングを見せた。
海外勢は、NYブランドの参加が目立った。設立20周年を迎えた「ケイトスペードニューヨーク」は、ブランド発祥の“NY”がコンセプト。イエローキャブやドーナツなどNYを想起させるアイテムをモチーフに、ビビッドなカラーアイテムを紹介。オープニングを飾るのにふさわしく、会場をハッピーなムードに包んだ。スペイン発の「デシグアル」も12日まで開かれていたNYファッションウィークでランウェイショーを披露したばかり。今秋冬も同ブランドらしく、プリミティブからグラフィカルまで様々なプリント柄を用いた主張の強いアイテムを揃えた。
ショーのラストを飾ったのは、NY発ブランドの「3.1 フィリップ リム」。水原希子がメインモデルを務める今秋冬のコンセプトムービーが巨大ディスプレイに映し出されると同時に、ネオプレンをキルティング加工したバイカージャケットをはじめ、レザーのジレやハイサイブーツ、今秋冬のテーマ”SONOMAMA“と書かれたロック調スウェットなどが登場。人気モデルのヨンアや秋元梢、菜々緒らによるクールなステージングで会場を引き込み、フィナーレを迎えた。
このほかライブステージには、パフォーマンスグループのGENERATIONS from EXILEや、韓国のガールズグループ・アフタースクール(AFTERSCHOOL)らが出演。アフタースクールは、10月発売の新曲「Heaven」を含む3曲を熱唱。新曲についてナナさんは、「歌詞がとてもセクシーなんです」と説明。ラメや光沢を効かせたへそ出しトップスやショートボトムスなどの衣装とともに、力強いダンスパフォーマンスで健康的なセクシーさをアピールした。
また、シークレットゲストの登場も会場を沸かせた。アニマル浜口&浜口京子が親子共演を果たしたほか、お笑い芸人の大久保佳代子さんがランウェイでポージングした。大久保さんは、1980年代のアイドルを彷彿とさせる“聖子カット”に白のフリルドレス姿。同イベント内で行われたメンズモデルオーディションのファイナリストが大久保さんをお姫様だっこするという一幕もあった。「ライトを浴びるとテンションが上がりますね。気持ちよかった」と語るも、「お客さんのテンションが落ちてくる瞬間がわかったので、最後はやや早足になりました」と初ランウェイの感想を語った。
約7時間に及んだ今回の東京ランウェイ。モデル、ブランドともに国際色を強めながら独自性を打ち出している。
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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