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マルコメ自主回収で素早い対応
記事提供元:フィスコ
*15:07JST マルコメ自主回収で素早い対応
大手みそメーカーのマルコメは12日、包装用フィルムから中身のみそが染み出すことが判明したため、即席みそ汁の計約10万袋を自主回収すると発表した。
商品の製造も同12日に中止した。
回収の対象となる商品は、賞味期限が2014年3月10日以前の「おいしさ選べる赤だし」(12食入り)と「お徳用料亭の味みそ汁赤だし」(同)の2品。
7月に商品を買った人からみそが漏れ出ているとの苦情が相次いだため、みそを包装フィルムに詰める際の温度や圧力などを調整したが、改善しないため回収を決めたという。
同社は、いたずらの形跡はないことから、生産ラインの包装工程での不具合が原因とみて調査を進めている。
みそが染み出ているだけではすぐに健康に影響したり害があるとは考えにくいが、カネボウの白斑問題などでの対応の遅れが大きく取り沙汰されている今、商品の安全性について迅速で誠実な対応が求められており、今回のマルコメの自主回収並びに製造中止は賢明な対応と言えるだろう。《YU》
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