インテリックス 厳選仕入れで利益率が大幅に改善、今期も大幅増益へ

2013年9月13日 12:06

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:06JST インテリックス---厳選仕入れで利益率が大幅に改善、今期も大幅増益へ

インテリックス<8940>は中古マンションをリノベーション(再生)した「リノヴェックスマンション」の販売を手掛ける。従来のリフォームとは違い耐久性と機能性の向上を目指した「リノヴェックス内装」は、独自のビジネスモデル。新築マンション事業は好立地が特徴。

7月12日発表の2013年5月期の連結業績は、売上高が前期比6.3%減の258.36億円、営業利益が同44.0%増の7.61億円と減収営業増益決算に。リノヴェックスマンション事業は販売件数が前期比1件増の1124件、平均販売価格が同6.3%減となったことから売上高は同6.3%減も、営業利益は同90.3%増となった。

期初からの中古マンションの厳選仕入れが奏功したことや第4四半期に販売が好調となり利益率が大幅に改善した。その他不動産事業は、新築分譲マンション第2弾「リシャール田園調布」は住居部分が完売し収益に寄与したが、その他不動産(ビル、戸建、土地等)の物件販売が減少し、売上高は同6.4%減、営業利益も同35.5%減となった。

2014年5月期の通期業績は、売上高が前期比3.9%増の268.32億円、営業利益が同66.6%増の12.68億円と増収営業増益を見込んでいる。リノヴェックスマンション事業は物件販売において安定した利益の確保により利益向上を図っていく。その他不動産事業は、新築分譲においてはマンション第3弾「目黒区碑文谷プロジェクト」が来春には完成引渡し予定、賃貸事業においては「千駄ヶ谷プロジェクト」も来春に完成予定。また、リノベーション内装事業の拡充を推進し、新たな収益の上乗せも図っていく。《FA》

関連記事