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NY株式:ダウは25ドル安、量的緩和縮小やシリア情勢に警戒感
記事提供元:フィスコ
*07:01JST NY株式:ダウは25ドル安、量的緩和縮小やシリア情勢に警戒感
12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は25.96ドル安の15300.64、ナスダックは9.04ポイント安の3715.97で取引を終了した。週間新規失業保険申請数が予想よりも少なかったことで、量的緩和縮小への警戒感が高まった。また、シリア情勢の進展を見極めたいとの思惑や、昨日まで大型株で構成されるS&P500指数が7営業日続伸となり、高値警戒感が広がっていたこともあり、終日上値の重い展開となった。セクター別では、電気通信サービスや食品・生活必需品小売が上昇する一方、運輸や素材が下落した。
ヨガ用品・アパレルのルルレモン・アスレティカ(LULU)は、予想を下回る決算と慎重な業績見通しを示したことで下落。紳士服のメンズ・ウェアハウス(MW)も冴えない決算を発表して急落となった。一方で、メディア・エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、最大80億ドルの自社株買いを発表して上昇。ドラッグストアのウォルグリーン(WAG)はゴールドマン・サックスの投資判断引き上げで堅調推移となった。PCメーカーのデル(DELL)は、創業者のマイケル・デル氏と投資ファンドによる非公開化(MBO)が株主総会で承認され、株価は買付額13.88ドルをやや下回る水準で小動きとなった。
来週、FOMC(連邦公開市場委員会)が控えていることもあり、週末にかけては一旦手仕舞う動きが広がりそうだ。
(Horiko Capital Management LLC)《KO》
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