日経平均は大幅続伸、アップルイベントだが、脇目もふれずに五輪関連に集中か

2013年9月10日 16:35

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記事提供元:フィスコ


*16:35JST 日経平均は大幅続伸、アップルイベントだが、脇目もふれずに五輪関連に集中か

10日の日経平均は大幅続伸となり、218.13円高の14423.36円(出来高概算42億3000万株)で取引を終えた。建設株が全面高となるなど、東京五輪決定を受けた高揚相場が続いており、終値ベースでは1ヶ月ぶりに14400円を回復した。東京五輪で首都インフラ整備需要への期待が高まるなか、大成建<1801>など大手ゼネコン株のほか、前日にはそれ程大きな動きはみせていなかった低位の建設株に個人主体の資金が集中した。

海運や倉庫・運輸、保険、空運、その他金融、証券、鉄鋼、ガラス・土石など、幅広いセクターが上昇しており、東証1部の値上がり数は7割を占めている。一方、五輪関連に資金が集中するなか、ガンホー<3765>などSNS関連やバイオ関連などは物色の圏外に置かれてしまっている。五輪関連への物色が強まるなか、跛行色の強い相場展開が続きそうである。

また、主要処では週末の先物・オプションSQを控えていることもあり、手掛けづらい状況ではある。シリア情勢の不透明感なども積極的には手掛けづらい面もある。今晩の米国では、アップルが本社で開く記者会見で主力製品の「iPhone」の新型2機種を発表するとみられている。NTTドコモ<9437>とチャイナ・モバイル(中国移動)という日中の2大携帯電話サービス会社との合意に近づいていると報じられており、イベントで発表される可能性が高い。

通常であれば、このイベントを受けて、アップル関連への物色が強まるだろう。しかし、上昇ピッチの鈍さが意識され始めると、短期資金は脇目もふれずに五輪関連へシフトする可能性がある。材料系の低位建設株への物色により質が悪くなった感はあるが、回転が利いている状況の中ではショートポジションは避けたいところである。《KO》

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