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【株式評論家の視点】アルトナーは事業モデル刷新へ挑む、高配当も魅力
<銘柄の見所>
アルトナー <2163> (JQS)が9月6日に発表した、今2014年1月期の第1四半期決算は、売上げが19億1200万円(前年同期比7.0%減)、営業利益が8400万円(同65.1%減)となった。
技術者派遣事業では、高いスキルを有する技術者の高付加価値業務への配属が進捗、技術者単価は前年同期を上回った。一方で、技術者の質の底上げを図るため、新採用基準を導入し、今年4月入社の学卒技術者を絞り込んだため、稼働人員が前年同期を下回った。
利益面においては、キャリア採用における積極的な投資、新事業モデル制度への移行に伴う構造改革費用が増加した。売上総利益ベースでは6億1800万円と前年同期比13%減と、営業利益の減少を下回る水準にとどまっており、費用増が営業利益を圧迫したことがうかがえる。
通期見通しの売上げ40億5200万円(前期比0.8%増)、営業利益2億2000万円(同24.4%)については据え置いた。会社側見通しを前提にすると、今1月期後半の営業利益は1億3600万円と、前半の8400万円から急向上する。今期の4半期ベースの営業利益は第1四半期の1800万円から第2四半期は6600万円に向上しており、そうした盛り返しが後半につながるものと思われる。
今1月期をスタートに中期経営計画を実行しているが、そこでは事業モデルを刷新、リーマンショックからの本格回復を期しさらなるステージアップを目指す方針だ。配当利回りが3.6%にも達するだけに、高利回りを確保しつつ、キャピタルゲインを狙える存在だろう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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