注目銘柄ダイジェスト(前場):NTTドコモ、オリンピック関連、IHIなど

2013年9月6日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):NTTドコモ、オリンピック関連、IHIなど

NTTドコモ<9437>:160600円(前日比+1000円)
しっかり。今秋にも、iPhone新モデルの販売を開始する見通しと報じられている。KDDI<9433>やソフトバンク<9984>の攻勢で、これまで契約者獲得は苦戦が続いていたが、同様にiPhoneを手掛けることで、今後のシェア回復を期待する動きが先行。ここにきて、iPhoneの取扱い観測は高まっていたものの、今回、iPhone販売に参入しなければ、来期業績などのコンセンサス切り下がりにもつながったと見られ、あらためて評価する動きが強まる。海外投資家の資金流入観測なども挙がっているもよう。

ケネディクス<4321>:478円(同-32円)
大幅安。オリンピックの東京招致期待が先行していた不動産株だが、週末の開催地決定を控えて、本日は総じて利食い売りに押されている。とりわけ、同社やトーセイ<8923>、サンフロンティア不動産<8934>、フージャース<3284>など、短期資金が中心と見られる中小型不動産株の下げが目立つ。

大成建設<1801>:405円(同-19円)
大幅続落。週末にはIOC総会で2020年オリンピック開催地が決定される。足元は東京招致への期待が高まり、同社など大手ゼネコンにはメリット期待が高まっていたものの、招致失敗によるダウンサイドリスクも大きいとみられるなか、本日は利益確定の動きが優勢となっている。ここにきて、スペイン優位との見方も強まりつつあるようだ。

IHI<7013>:396円(同-20円)
大幅続落。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アンダーパフォーム」でカバレッジを再開としている。目標株価は350円と設定している。含み益の上昇期待でバリュエーションが割高な水準に到達していること、業績の上振れ期待などを織り込んだこと、マレーシアのFLNG案件の失注リスクがあること、来期以降のコンセンサス業績予想が切り下がるリスクがあることなどから、利益確定の好機が到来としている。

クミアイ化学工業<4996>:663円(同+43円)
買い優勢。同社は前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は25億円で前年同期比82.5%増益、通期計画の18億円、同8.6%増益を上回る状況となっており、第4四半期は閑散期となるものの、通期業績の大幅な上振れ期待は高まる格好に。農薬販売の好調や為替の円安効果などが好業績の背景に。野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を720円から870円にまで引き上げ。

サントリーBF<2587>:3505円(同+50円)
堅調。英グラクソが持つ飲料ブランド「ルコゼード」、「ライビーナ」の売却先として有力になったと報じられている。買収額は1560億円を超える水準とみられている。JPモルガンでは、この買収に関しては、戦略的に明快でポジティブと捉えている。会社側では、IPO資金使途として、海外成長のためのM&A資金、買収対象は欧州のブランドやアジアでの成長を促進させる案件としてきていた。

コメリ<8218>:2338円(同-113円)
下げが目立つ。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に2段階格下げしている。目標株価も3250円から2200円に引き下げへ。ホームセンター全般の競争力低下で、異業種にシェアを奪われている可能性が高く、中期的な観点からも積極的に投資すべきタイミングではないと判断。上期営業利益は前年同期比9%減益を予想、会社計画の8%増益を大きく下振れると見込んでいる。

JIN<3046>:3460円(同-295円)
下落率上位。前日に8月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比13.3%増、2ヶ月ぶりのプラスに転じている。7月は2009年4月以来のマイナスに転じるなど、売上鈍化傾向が強まっていた。今回、2ケタ増に回帰したものの、特に好感する動きにはなっていない。想定の範囲内の回復と捉えられ、昨日までの短期リバウンドの反動が強まる状況とみられる。

協立情報通信<3670>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。NTTドコモ<9437>が、米アップルの「iPhone」を発売する見通しとなったと報じられたことが材料視されている。販売ノルマなどの条件面で両社が折り合い、細部の詰めに入ったもようで、今秋にも新モデルの販売を始めるようだ。同社については、ドコモショップ店舗の運営を展開しており、恩恵に期待感が先行へ。なお、新興市場ではネプロ<9421>などもストップ高買い気配となっている。

ユーグレナ<2931>:6270円(同+380円)
大幅反発。食用の微細藻類「ユーグレナ(ミドリムシ)」の増産を視野に、生産設備を刷新すると報じられたことが材料視されている。沖縄県石垣市の工場に最大で約2億円を投資し、高効率の遠心分離機などを導入する見込み。今後は国内での販売拡大に加えて、中国など海外販売も予定すると伝わっており、業績押し上げ効果に期待感が高まっている。

N・フィールド<6077>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。JPモルガン・アセット・マネジメントや日興アセットマネジメントの大量保有が伝わったことが材料視されている。5日受付時点で、JPモルガン・アセットの保有割合が約7.4%、日興アセットが約7.3%となっている。昨日はフィデリティ投信の大量保有も伝わっており、相次ぐ投信運用会社の組み入れによって、中長期的な成長期待が高まる格好に。

イーブック<3658>:2017円(同-128円)
さえない。上期売上高は前年同期比37.7%増の18.6億円、営業利益は同13.5%増の2.3億円となった。営業利益は従来予想の2.0億円を上回ったものの、昨日は好決算期待を背景に先回りの動きも見られており、いったんは出尽くし感が意識される格好に。なお、主力の電子書籍配信事業の上期売上高は前年同期比37.0%増の17.7億円となった。

FESCO<9514>:47200円(同+3250円)
大幅反発。大分県豊後大野市において、新たに木質バイオマス発電事業を推進することを決定したと発表したことが材料視されている。同社の木質バイオマス発電所としては3ヵ所目で、出力ベースでは今回の設備が最大規模になるもよう。年間収入は約26億円を見込んでおり、バイオマス発電事業の拡大見通しを前向きに評価へ。《KO》

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