【アナリスト水田雅展の銘柄分析】国際計測器は米国自動車市場の好調が追い風、2ケタ増益

2013年9月6日 09:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  バランシングマシンの国際計測器 <7722> (JQS)の株価は8月の戻り高値圏からやや水準を切り下げたが、モミ合い展開が続いている。ただし米国自動車市場の好調が追い風であり、上放れが期待される。指標面での高配当利回りも支援材料だろう。

  自動車タイヤメーカー向けバランシングマシンを主力として、シャフト歪自動矯正機、電気サーボモータ式振動試験機、子会社での材料試験機なども展開している。自動車タイヤメーカーなどの設備投資の影響を受けるが、米国自動車市場の好調、日系自動車メーカーの生産台数増加、円安メリットなどが追い風だろう。動電型振動試験機のエミックとの業務提携でシナジー効果も期待される。

  今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比9.4%増の115億円、営業利益が同33.2%増の20億円、経常利益が同29.3%増の20億円、純利益が同38.2%増の12億円としている。前期末時点の受注残高が67億90百万円と高水準であり、大幅増収増益見込みだ。

  第1四半期(4月~6月)は前年同期比3.8%増収で、営業赤字幅が縮小した。受注はタイヤ関連試験機を中心に52億43百万円となり、想定を大幅に上回ったようだ。通期予想に対する第1四半期の進捗率は低水準だが、第2四半期(7月~9月)と第4四半期(1月~3月)に完成検収が集中する収益構造のため、ネガティブ要因とはならない。第2四半期以降に米国で大型案件の納入を予定しているため、通期上振れの可能性もあるだろう。

■配当利回り4.4%、PERも割安

  株価の動きを見ると、8月7日の戻り高値974円から反落してやや水準を切り下げた。足元は概ね900円近辺でモミ合う展開のようだ。ただし大きく下押す動きは見られず、煮詰まり感も強めている。

  9月5日の終値915円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円62銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は4.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS493円80銭で算出)は1.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャート見ると三角保ち合いの形のようだが、26週移動平均線が接近して上放れ展開が期待される。今期好業績見通しや指標面での高配当利回りが支援材料だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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