関連記事
【編集長の視点】アダストリアは急反落も社名変更会社3社は株価評価も変わってプラス水準をキープ
<マーケットトーク>
アダストリアホールディングス <2685> は、115円安の4650円と4日ぶりに急反落している。9月1日に社名(商号)を従来の「ポイント」から「アダストリアホールディングス」に変更、アジア市場への積極展開などの業容拡大をアピールして割安株買いが増勢となり、9月3日に発表した今年8月の月次売上高が、既存店、全店とも前月7月のマイナスからプラス転換したこともフォローしたが、きょう5日は利益確定売りが先行し、社名変更後の初押しとなっている。
9月1日に社名を変更した企業は、同社株を含めて3社にのぼり、旧「テークスグループ」から「東京衡機」に変更した東京衡機 <7719> (東2)が、1円高の48円と変わらずを挟んで3日ぶりに反発、旧「F&Aアクアホールディングス」から「ヨンドシーホールディングス」に変更したヨンドシーホールディングス <8008> は、21円安の1331円と3日ぶりに反落、高安マチマチとなっているが、3社とも旧社名の8月29日終値を上回る株価水準をキープ、株価評価にも変化が出ている。
アダストリアの社名変更は、ナチュラルテイストのファッションブランドを他業態展開するポイントと、生活雑貨、服飾雑貨などのライフスタイル提案型ブランドを有するトリニティアーツ社、アジア各国に拠点を持つNATURAL NINE HOLDINGSの3社が、株式交換により経営統合して持ち株会社化したことに伴って行ったもので、この統合により各社の事業基盤を強化しつつ、サプライチェーンや情報システム、管理面などのシナジー効果を最大化させる。
同社は業績も順調で、今2月期業績は4期ぶりに増益転換、純利益は、61億円(前期比10%増)と予想している。今年6月に発表した今期第1四半期業績も2ケタ続伸で着地して、期初予想の第2四半期累計業績に対して高利益進捗率を示した。9月3日開示の8月月次売上高も、既存店が、前年同期比4.5%増、全店が9.4%とプラス転換した。
株価は、自己株式公開買い付けに1Q好決算が加わって年初来高値5280円をつけ、4000円台央での中段固めを続けてきた。PER16倍台の割安修正で高値奪回にチャレンジしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【話題株】東京電力は売方と買方が鬩ぎ合い、下値のフシ攻防で(2013/08/29)
・【飛び乗り飛び降りコーナー】日本合成化学工業は『4Kテレビ』関連、株価底打ち反転(2013/08/30)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
