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【株式評論家の視点】テクノスジャパンの株価指標は割安が顕著、もみ合い上放れをうかがう
<銘柄の見所>
テクノスジャパン <3666> (JQS)は6月以来2000円を中心とするもみ合いを続けている。配当利回りが3.7%に達し、高利回り狙いの買いが継続的に流入、下値を支えている流れだ。PBRが1.1倍と低く、PERも12.8倍と割安感がある水準。次第にもみ合い上放れを指向する展開に移行していきそう。
今2014年3月期の第1四半期の業績は、売上げが9億400万円、営業利益が2000万円となった。前年同期は四半期連結財務諸表を作成しておらず、前年同期比較はできない。メーカー・小売業向けのERP(基幹業務の統合型ソフトウェア)システムの導入支援などが寄与、費用面では優秀な人材の確保を目指し積極的に人員を採用した。
3月期通期の見通しについて、会社側では第1四半期連結累計期間の業績は当初計画を上回る進捗となっているが、第2四半期以降を慎重に判断して、現時点では従来の見通しを据え置いたとしている。増額に含みを残す見解と思われる。
今3月期の見通しは、売上げ44億5900万円(前期比6.2%増)、営業利益4億1500万円(同7.5%減)の見通し。そうした停滞予想が株価を低位にとどめている要因。従って、今後、増額修正でも具体化するようだと、株価の見直しが一気に進むものと思われる。
なお、今期を初年度とする3カ年の中期経営計画を推進中。既存顧客の深耕と新規顧客の開拓に尽力し受注拡大を図るほか、優秀な人材の確保・育成、海外拠点の新規開設など積極的な投資により2015年3月期は大幅な増収増益に戻し、最終年度の2016年3月期に売り上げ70億円(前3月期41億9700万円)、営業利益7億5000万円(同4億4900万円)を目指している。天井を引き上げていく要素と言える。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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