ムーディーズ、中国の地方債務問題は制御可能、経済危機に陥る公算小

2013年9月3日 11:08

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:08JST ムーディーズ、中国の地方債務問題は制御可能、経済危機に陥る公算小
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはこのほど、中国共産党機関紙、『人民日報』の取材を受けた際、中国の地方債務問題について、制御可能だと指摘。また、中国で経済危機が発生する可能性が低いとの見方を示した。

ムーディーズは、中国が高成長を維持しており、財政状況も健全だと評価。地方債務問題は中央財政に与える影響が限定的だと指摘し、現在の中国の信用インフレ水準ではコントロールできるとみている。

一方、ムーディーズは、地方債務規模が大きいほか、地方政府の投資プラットホーム(資金を調達するために設立された会社)や、地方政府のキャッシュフローの透明性が低いことに言及。こうした潜在的なリスクを軽減することが、中国の信用格付けの向上につながると示唆した。

なお、地方政府が抱える債務残高は2012年末には3兆8500億元(約61兆6000億円)まで拡大。財政収入ペースの鈍化や償還ピークの到来などを受け、一部では、地方債務問題が中国版サブプライム危機を引き起こすとの懸念を示した。《ZN》

関連記事