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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオン株価モミ合い上放れる、5月高値を試す
補聴器首位のリオン <6823> の株価は1000円近辺でのモミ合い展開から上放れた。5月の高値を試す動きを強めるだろう。
医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開し、高機能・高付加価値製品の開発・販売を強化している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。医療機器事業では医用検査機器の買い替え需要が一巡するが、主力の補聴器は最上位クラス「リオネットマジェス」や、13年2月発売の中価格帯新製品「リオネットプレシア」が好調に推移する。環境機器事業は公共投資増加を追い風として音響・振動計測器の官公庁案件が回復し、微粒子計測器は海外向けが好調だ。
大幅増益となった第1四半期(4月~6月)の進捗率は、通期見通しに対しては売上高が23.5%、営業利益が20.7%、経常利益が21.5%、純利益が20.5%とやや低水準だが、第2四半期累計(4月~9月)に対しては売上高が49.6%、営業利益が56.3%、経常利益が58.3%、純利益が61.5%と高水準である。補聴器の高付加価値製品の好調などで通期見通しは達成可能だろう。
なお7月3日発表の公募増資(発行価格969円、払込7月18日)および第三者割当増資に関して、8月9日に第三者割当増資の新発行株式数が16万5000株に確定したと発表している。これにより増資後の発行済株式総数は1201万1100株となる。
■増資後の1株利益99.9円でPER10倍台
株価の動きを見ると、7月下旬以降は概ね1000円近辺でモミ合う展開だたが、8月30日に前日比73円(7.29%)高の1074円まで急伸する場面があり、9月2日にはさらに前日比65円(6.28%)高の1100円まで急伸する場面があった。モミ合いから上放れて、7月3日と7月4日に付けた戻り高値1100円に面合わせする形となった。
9月2日の終値1088円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想に第三者割当増資による株式数の増加を考慮した連結EPS99円90銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式数の増加を考慮した連結BPS1017円39銭で算出)は1.1倍近辺である。今期好業績見通しで指標面に割高感はなく、5月の高値1196円を試す動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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