米金融規制強化 長期的にはプラスになる側面も

2013年9月2日 17:11

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記事提供元:フィスコ


*17:11JST 米金融規制強化 長期的にはプラスになる側面も
リーマン・ショック5周年を迎えるが、発震地の米国ですら、確定した新規則は全体の40%程度に止まるとされる。オバマ大統領は8月19日に、FRB、FDIC(連邦預金保険公社)、CFPB(消費者金融保護局)などの金融監督当局者を集め、遅れている金融規制改革法(ドッド・フランク法、銀行の自己勘定取引を規制する「ボルカールール」などが含まれる)の策定作業を加速するよう指示した。

この問題は、懸案のFRB後任議長選びに影響すると考えられる。市場は一般的に金融緩和策の継続有無で、後任議長の善し悪しを判断しようとしているようだが、議長の任期は長く、権限は大きい。後任議長指名も、金融規制強化への取り組み姿勢を示すことになろう。

米国の金融規制強化の遅れが、金融機関スキャンダルの鬩ぎ合いに影響している可能性がある。規制強化はリスク回避を招いたり、運用規制と捉えられがちな面があるが、中長期的には年金などの長期性資金運用にフォローになることが期待される。《FA》

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