今日の為替市場ポイント:シリア攻撃決定の先送りでドル売りは縮小か

2013年9月2日 08:13

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記事提供元:フィスコ


*08:13JST 今日の為替市場ポイント:シリア攻撃決定の先送りでドル売りは縮小か

先週末8月30日のドル・円相場は、東京市場では98円48銭から97円89銭で軟調推移。欧米市場では98円35銭まで反発したが、98円10銭で取引を終えた。

本日2日のドル・円は、98円台で取引される見込み。米国政府はシリアに対する軍事行動の決定を9日以降に先送りした。議会で軍事行動の承認を得る必要があり、シリア攻撃は実行されない可能性があることから、リスク回避的なドル売りは縮小し、ドル・円は98円台を維持する可能性がある。

報道によると、米国政府はシリア攻撃決定を9日以降に先送りしたようだ。オバマ米大統領は8月31日声明を発表し、「米国は、軍事攻撃を行うべきだと決断した」と表明した。オバマ大統領は、限定的な武力行使の承認を求める決議案を、米上下両院に送付した。ただし、「武力行使について議会の承認を求める」と述べており、米議会に武力行使の是非を問う考えを示した。米議会は閉会中であり、軍事攻撃の決定に関する審議などは9日以降に行われる見込み。

市場参加者の間からは、シリアに対する軍事行動は米議会で承認されない可能性が高いとの声が聞かれている。アサド政権による化学兵器の使用を断定したのは米情報機関であるが、識者によると、情報機関の判断は想定の範囲内であり、マーケットに与える影響は限定されそうだ。市場参加者の関心は6日に発表される8月の米雇用統計に向けられているが、日本時間8日早朝に発表される2020年夏季五輪開催地が東京になるかどうかも注目されている。《KO》

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