【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソーバルは押し目買いの好機、26週線接近と業績好調で

2013年9月1日 13:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ソフト開発技術者派遣のソーバル <2186> (JQS)の株価は高値圏で値を保っていたが、さすがに全般相場調整に引っ張られて下げている。しかし、26週線接近で下値に届いたとみられる。好業績を評価した上昇基調に変化はないだろう。派遣労働の規制緩和観測も支援材料であり、押し目買いの好機だ。

  ソフト開発技術者分野の特定派遣事業と業務請負事業を展開している。前期の顧客別構成比は、キヤノン <7751> グループ向けが約7割を占め、ソニー <6758> グループ向け、富士通 <6702> グループ向け、NTT <9432> グループ向けと続き、優良な大口顧客を抱えている。12年9月にオムロン <6645> 向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aを活用して顧客の多様化も進めている。中期的には派遣労働の規制緩和なども追い風となるだろう。

■第1四半期の利益進捗率高く通期上振れも、

  今期(14年2月期)の連結業績見通しは売上高が前期比4.1%増の67億円、営業利益が同7.2%増の4億90百万円、経常利益が同5.6%増の4億90百万円、純利益が同7.3%増の2億65百万円としている。主要顧客向け組み込み用ソフトウェア開発の派遣需要が好調に推移し、医療関連の新規受注やMCTECの通期連結も寄与する。

  国内製造業では景気回復を背景として、技術者不足が徐々に深刻化しているようだ。このため技術者派遣需要は好調に推移することが予想される。通期見通しに対する第1四半期(3月~5月)の進捗率は売上高が23.8%、営業利益が32.0%、経常利益が32.2%、純利益が34.3%と高水準であり、通期増額も期待される。なお9月30日に第2四半期累計(3月~8月)の業績発表を予定している。

  7月31日に発表した立会外分売は8月8日に実施した。分売株式数は21万7300株、分売値段は909円だった。

  株価の動きを見ると、7月26日の年初来高値1015円から反落後は、概ね900円近辺の小幅レンジでのモミ合い展開だったが、8月28日に前日比75円(8.23%)安と急落した。シリア情勢緊迫化に伴う地合い悪化の影響を受けたようだ。ただし調整は一時的だろう。

  8月30日の終値837円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円96銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS507円23銭で算出)は1.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると75日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって上昇基調を維持しているようだ。今期好業績見通しで通期増額の可能性もあり、押し目買いの好機だろう(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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