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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エンタープライズ株価は調整の最終局面、下値固まる
コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ <4829> (東2)の株価は軟調展開だが、調整のほぼ最終局面だろう。今期(14年5月期)好業績見通しが支援材料であり、反発が期待される。
コンテンツ配信などのコンテンツサービス事業と、広告関連や企業向けソリューションなどのソリューション事業を展開している。国内では携帯電話販売会社との協業を強化し、中国では電子コミック配信サービスやチャイナテレコムの携帯電話販売店運営を展開している。配信コンテンツを自社制作して「権利を自社保有する」ビジネスモデルが基本で、13年3月には音声通信関連ソフトウェア開発のandOneを子会社化した。
■今期20.9%増収、営業利益39.7%増益、株式100分割へ
今期の連結業績見通しは売上高が前期比20.9%増の50億円、営業利益が同39.7%増の5億20百万円、経常利益が同27.7%増の5億円、純利益が同11.3%減の3億15百万円としている。純利益は投資有価証券売却益の一巡で減益見込みだが、セグメント別にはコンテンツサービス事業が同17.9%増収、ソリューション事業が同24.2%増収の計画である。新規会員数の増加などで好業績が期待される。
コンテンツサービス事業では、通信キャリアの施策に合わせたコンテンツの提供を充実させる。海外は中国での電子コミック配信事業に注力する方針だ。ソリューション事業では、企業のモバイルサイト構築・運用業務などのサービス提供を強化する。海外は中国・チャイナテレコムショップでの販売拡大を推進する方針だ。9月27日に第1四半期(6月~8月)の業績発表を予定している。
なお7月30日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。11月30日を基準日(効力発生日12月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。株式分割に伴って今期予想配当は従来の年間200円(期末一括)から年間2円(期末一括)となる。
株価の動きを見ると、7月9日の戻り高値2万480円から反落して水準を切り下げ、足元も軟調展開が続いている。8月28日には直近安値となる1万4900円まで調整する場面があった。全般地合い悪も影響しているだろう。
8月29日の終値1万4950円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS835円54銭で算出)は17~18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間200円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万0125円77銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面のようだ。ただし6月27日の安値1万3400円に接近して、調整のほぼ最終局面だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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