【株式評論家の視点】いすゞ自動車は足元の懸念材料乗り越えた後は人気復活コースへ

2013年8月26日 09:51

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  いすゞ自動車 <7202> が底値圏での展開を続けている。今2014年3月期の第1四半期の業績は、営業利益が444億円と前年同期比58%の大幅増益となった。第1四半期としては過去最高の数字である。8月6日に決算が発表されたが、以後、株価調整色を強める予想外の展開になっている。

  これは、収益源であるタイでのピックアップトラック販売が低迷していることが要因である。タイ国内では新規自動車購入者に対する物品税の還付策が2012年末で終了した反動から、今期は一時的に減少すると見込まれていた。ただ、7月16日に818円と戻り高値を更新するなど、好業績への期待が高まっていたことで、ひとまず利食い売りを誘発する結果になってしまっている。

  もっとも、依然として先進国と比較すれば普及率は低くタイの潜在需要は大きい。個人所得の上昇で購買層の広がりが期待できることから、来2015年3月期以降はタイ国内向けで高い成長率へ復帰することが予想されている。

  国内トラック・バスでは、首都圏のディーゼル規制などで2004年3月期から2007年3月期にかけて特需があり、年数が経過し、その車種の台替えが、前3月期頃から徐々に出てきており、前期を上回る売上げが想定される。海外トラック・バスでは、同社が国内とタイに次ぐ第3の拠点として育てようとしているインドネシアや、シェアの高いタイなどの東南アジアで大きく伸長が予想されるほか、2012年12月にノックダウン(国内から部品を調達し現地で組立のみを行う生産方式)組立工場で生産を開始したサウジアラビアなど資源国での販売台数増加が期待できる。

  タイの低迷という、足元の懸念材料を乗り越えた後は人気ふっかつが有望である。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【じっくり投資コーナー】ユアサ・フナショクは外国人観光関連でも注目、ホテル運営、2ケタ増益(2013/08/23)
【話題】猛暑・ゲリラ豪雨、今年夏消費の総決算(2013/08/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事