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【株式評論家の視点】村田製作所はスマートフォン化拡大の恩恵大きい
<銘柄の見所>
村田製作所 <6981> が安値圏で低調な動きを続けているが、業績好調が改めて出直りの道筋をつけていくことが予想される。8月19日にアップルが9月に、現行「アイフォーン5」の後継機と廉価版の2種類を販売すると伝えられたものの、その部品を手掛ける同社への好影響は全くスルーされている状態だ。
しかし、従来のデジタルAVの中心だったPCや薄型テレビの不振から、スマートフォン・タブレット端末向け部品などへと業態の移行が続く同社にとって間違いなく大きな材料である。地合いの落ち着きとともに改めて見直し人気を誘う要因になりそう。
今2014年3月期の第1四半期は売上げ1925億円(前年同期比35%増)、営業利益249億円(同308%増)の、大幅な増収益決算となった。主力のコンデンサが自動車やスマートフォン向けに好調を維持し、自動車向けも売上げを伸ばした。
今3月期通期については売上げ7200億円(前期比14%増)、営業利益1000億円(同70%増)の見通しを据え置いている。しかし、引き続きスマートフォンやタブレット端末が拡大していることなどから、アナリスト筋」の間では今期の増額を想定する声が強い。
同社が得意とする汎用電子部品は多くの電子機器に共通して使用される。このため、特定ユーザー・製品に左右されることがないのが強み。中国・韓国などの台頭はあるが、高付加価値製品にシフト、高付加価値製品での競争力優位の状況は続いていくことが予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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