関連記事
【株式評論家の視点】イーブックイニシアティブジャパンは業績相場への転換が近い
<銘柄の見所>
イーブックイニシアティブジャパン <3658> (東マ)の値固めが最終局面を迎えている。株価は4月15日の3935円と5月13日の4145円でダブルトップを形成、その後は定石通りの整理場面入り。ただ、チャート的にはこの調整をくぐり抜けた後は、本格出直り相場へ転じるのが常で、同社はその転換期を前にしたポジションに位置している。
電子書籍は絶版不要、保管場所不要、全て持ち歩ける、いつでも購入できる、経年劣化無し、といった特質が次第に多くの方に認められ、市場が大きく拡がってきている。一部調査機関では2017年度には市場は2390億円に達するとの予測が出ている。そうした成長性を評価したのが5月高値である。
今2014年1月期の第1四半期の業績は、売上げが8億6400万円(前年同期比38.4%増)、営業利益が1億200万円(同17.9増)の好調な決算であった。ただ、今2014年1月期の通期については、売上げ40億1300万円(前期比31.8%増)営業利益4億7100万円(同5.8%増)の見通しが据え置かれたことが買い人気の後退につながっている。
同社は電子書籍市場の拡大が見込まれる中、特にスマートフォンやタブレット端末経由でのユーザーの利用を促進する方針。同社が得意とするマンガに加え、小説などの分野でも品揃えを強化する意向。また、雑誌の配信なども開始し、ユーザー層の拡充に努める。 そうした将来の利益に向けた今期の先行投資を受け、アナリスト筋は今期の小幅増益に続き来期は利益躍進の方向を想定している。次なる相場が待ち受けている。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【菜々美のマーケットにつぶやき】NISAに思う、本当に1人1口座?1人120万円でもいいのでは・・・(2013/08/11)
・【東証新指数特集】新指数導入で何が変わるのか?対象企業は上昇間違いなし?(2013/07/31)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
