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前場に注目すべき3つのポイント~円安傾向で輸出関連の反発に期待へ
*08:24JST 前場に注目すべき3つのポイント~円安傾向で輸出関連の反発に期待へ
23日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:足元で利食いに押されていた輸出関連の反発に期待
■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し
■前場の注目材料:バルチック海運指数が8日続伸、海運株の動向にも注目
■足元で利食いに押されていた輸出関連の反発に期待
☆日経225想定レンジ:上限13650円-下限13450円
23日の東京市場は欧米市場の上昇が好感されよう。22日の米国株式相場では、NYダウが7営業日ぶりに反発。8月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が、4ヶ月ぶりに好不況の節目となる50を上回ったことが好感された。また、ユーロ圏製造業PMIは51.3と、市場予想(50.9)を上回った。ナスダックではシステム障害があったが、大きな混乱にはならなかったようである。この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大証比225円高の13575円となり、日経平均はこれにサヤ寄せするギャップ・アップからのスタートとなる。
ただし、週末要因から積極的な上値追いは限られるとみられ、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。テクニカル面では一目均衡表の転換線が上値抵抗として意識されており、同線が位置する13645円辺りがMAXといったところか。とはいえ、薄商いの状態が続いているため、先物主導によるプログラム売買の影響から大きく振れやすい点は注意しておきたいところ。円相場は1ドル98円75銭、1ユーロ131円90銭辺りと円安に振れていることも安心感につながる。
物色の流れとしては、このところ利益確定の売りに押されていた輸出関連の反発が期待される。また、日本が初めて本格参加する環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合が22日から始まった。農業など関連銘柄へのテーマ物色が意識されよう。そのほか、22日の時点では中国製造業PMIの反応は限られたが、米国での流れもあり、改めて中国関連への見直しが強まる展開も期待されるところである。
■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1090万株、買い1010万株、差し引き80万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
8月16日(金):220万株の売り越し
8月19日(月):70万株の買い越し
8月20日(火):340万株の売り越し
8月21日(水):310万株の売り越し
8月22日(木):640万株の売り越し
■前場の注目材料
・為替相場の円安傾向で輸出関連の反発に期待へ
・バルチック海運指数が8日続伸、海運株の動向にも注目
・買い一巡後はアジア株式市場を見極め、引き続き先物動向を注視
☆前場のイベントスケジュール
特になし《KO》
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