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今日の為替市場ポイント:米量的緩和策の年内縮小の見方に変わりはなし
記事提供元:フィスコ
*08:04JST 今日の為替市場ポイント:米量的緩和策の年内縮小の見方に変わりはなし
昨日22日のドル・円相場は、東京市場では97円76銭から98円33銭で堅調推移。欧米市場では一時98円83銭まで上昇し、98円72銭で取引を終えた。
本日23日のドル・円は、主に98円台後半で取引される見込み。米量的緩和策の年内縮小の見方に変わりはなく、ドル相場を下支えする要因となっている。日経平均株価の反発が期待されることから、ドル・円は一時99円台前半まで買われる可能性がある。
22日に発表された先週分の米新規失業保険申請件数は市場予想の33万件を上回る33.6万件だった。また、前回の数字も32万件から32.3万件に上方修正された。しかしながら、失業保険申請件数の減少トレンドは維持されているとみられており、ドル下落は一時的だった。
22日には、7月景気先行指数と6月住宅価格指数が発表されたが、いずれも市場予想を上回った。7月景気先行指数が市場予想を上回ったことを好感して、ドルは98円台後半まで買われている。景気回復への期待は維持されており、米量的緩和策の縮小は9月から始まるとの観測は後退していないようだ。
ただし、米長期金利が一段と上昇した場合、株式相場に大きな影響を与えることから、一部の投資家は雇用環境の改善や景気回復への期待が過度に高まることを警戒している。長期金利の上昇は政府債務を増大させる一因となり、歓迎できないとの声が聞かれている。《KO》
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