方向性は定まらずも、調整一巡感を意識したスタンスに/ランチタイムコメント

2013年8月22日 11:53

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記事提供元:フィスコ


*11:53JST 方向性は定まらずも、調整一巡感を意識したスタンスに
 日経平均は反落。44.05円安の13380.28円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で量的緩和の年内縮小との見方が広がったことを嫌気した米株安の流れを受けて、日経平均はギャップ・ダウンで始まった。その後下げ幅を広げ、一時13238.73円と前日の安値を割り込む局面をみせている。
 売り一巡後はこう着をみせるなか、8月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が50.1と、4ヶ月ぶりに好不況の節目となる50を上回ったことを手掛かりにプラスに転じる局面も。ただ、方向性は定まらず、前日終値を挟んでの不安定な相場展開となった。東証1部の騰落銘柄は値上がり・値下がりが拮抗。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともにプラス。指数インパクトの大きいファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>などの弱い値動きが重しとなった。
 日経平均は小幅ながらも下値切り下げのトレンドが継続しており、押し目買いを入れづらい状況である。ボリンジャーバンドの-1σと-2σのレンジ内での調整トレンドであり、売られ過ぎ感も出難い。ただ、一時13238.73円までの下げにより、6月28日に空けたマド(13213.55-13354.70円)をほぼ埋めてきている。完全に埋めてくる可能性はあるが、ここからは調整一巡感を意識した押し目拾いのスタンスとなろう。
 もっとも、上値追いは慎重であるほか、参加者が限られているなかでは先物主導によるインデックス売買の影響を大きく受けやすい。出遅れ感のあるセクターや売り込まれている銘柄などの短期的な自律反発の域になりやすいか。
 とは言え、足元で利益確定の流れが強まっていた自動車の一角が反発をみせている。ショートカバーもありそうだが、国内外の機関投資家による押し目買い意欲の強さが期待されよう。(村瀬智一)《FA》

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