今日の為替市場ポイント:米7月小売売上高を受けて量的緩和縮小観測が強まる

2013年8月14日 08:13

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記事提供元:フィスコ


*08:13JST 今日の為替市場ポイント:米7月小売売上高を受けて量的緩和縮小観測が強まる

昨日13日のドル・円相場は、東京市場では97円14銭から97円84銭で堅調推移。欧米市場では、一時98円34銭まで上昇し、98円21銭で取引を終えた。

本日14日のドル・円は、98円台で取引される見込み。円安進行で日経平均株価の続伸が期待されていることから、ドル・円は98円台後半まで買われる可能性がある。

13日に発表された米7月小売売上高は前月比+0.2%で市場予想の+0.3%を下回ったが、6月実績は+0.4%から+0.6%に修正されている。また、変動の大きい自動車と自動車部品を除く数字は、+0.5%で市場予想の+0.4%を上回った。米国債市場では、小売売上高が4カ月連続で増加していることが材料視されたようだ。量的緩和策(資産買い入れプログラム)の縮小は9月から始まるとの見方が一段と広がった。

長期金利の上昇は個人消費を抑制につながる一因となるが、現時点で3%を大きく下回る水準で(2.72%近辺)で推移しており、個人消費などにただちに影響を及ぼすレベルではないとの見方が多い。資産買い入れ規模の縮小については、MBSの買い入れ額を大幅に減額し、米国債の買い入れ額は当面変更しない(現状維持)との見方があるようだ。債券市場参加者の間では、資産買入を縮小する過程で米国債利回りの上昇を適度に抑制することは必要との声が多いようだ。《KO》

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