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NYの視点:今年のジャクソンホール経済シンポジウムの注目点
*07:03JST NYの視点:今年のジャクソンホール経済シンポジウムの注目点
毎年、8月の終わりにワイオミング州、ジャクソンホールで開催されるカンサスシティ連銀主催の経済シンポジウムは今後の金融政策を見極める上で重要視されている。2010年のこの会合では、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が量的緩和第2弾(QE2)を実施する意向を表明。FRBはこの年の11月に資産購入の拡大を実施した。昨年の会合で、バーナンキ米FRB議長は、「非伝統的政策のコストは管理可能で、経済の状況が正当化されれば、この政策の使用を拡大することも除外すべきでない」と発言。バーナンキ議長のこの発言から1カ月後、FRBは資産購入の規模を当初の各月400億ドルから850億ドルに大幅拡大した量的緩和第3弾(QE3)に踏み切った。
2013年度の会合は22-24日に開催される予定。イエレンFRB副議長と、フィッシャー・イスラエル前中央銀行総裁が会合の進行役を努める。基調演説はない。2006年に就任以降、毎年演説を行ってきたバーナンキ米FRB議長が本年の会合には出席しないため。FRB議長の欠席はグリーンスパン前議長が1988年に欠席した会合以降、初めてとなる。
バーナンキ米FRB議長など主要FRBメンバーの演説に欠けるため、従来に比べて注目度は低い。強いて言えば、FRB後任候補として有力と見られているイエレンFRB副議長の講演や、24日に予定されているパネルディスカッションでの、空前の質的・量的緩和を実施している日本銀行の黒田総裁の発言に焦点が集まると考えられる。黒田総裁が海外資本の投資を促進させるような方針を表明すると、一段の日本株高・円売りが予想される。
通常は会合開催まで公表されないがバンクオブアメリカが顧客向けレポートで明らかにしたシンポジウムのアジェンダは以下のとおりとなっている。
■アジェンダ
「自然利子率、金融危機」
■8/23
「非伝統的金融政策の伝達」= ノースウェスタン大
「金融政策の選択肢と手段」=パネルディスカッションではカルステンス・メキシコ中央銀行総裁、黒田日本銀行総裁、ビーンBOE(英中銀)副総裁、トンビニ・ブラジル中央銀行総裁などが参加
■8/24
「世界の流動性」=Landauプリンストン教授
「国境を越えた資本の流れ」=Reyロンドンビジネススクール教授《KO》
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