決算評価の材料系銘柄に短期資金が集中/ランチタイムコメント

2013年8月13日 11:52

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記事提供元:フィスコ


*11:52JST 決算評価の材料系銘柄に短期資金が集中
 日経平均は反発。182.77円高の13702.20円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えた。安倍首相が法人税の実効税率の引き下げを検討するよう関係府省に指示したことが報じられるなか、大幅に反発して始まった。寄り付き前に発表された6月の機械受注が予想ほど悪くなかったことも安心感につながった。シカゴ日経225先物は大証比105円高の13615円だったが、大証225先物はこれを大きく上回る13720円から始まった。為替市場ではドル・円が1ドル97円台前半、ユーロ・円が1ユーロ129円前半と円安に振れて推移。
 ただ、ギャップ・アップで始まり、その後13789.09円まで上げ幅を広げたが、参加者が限られるなかでトレンドは出難く、その後は5日線レベルでの攻防をみせている。セクターでは食料品、情報通信、海運、パルプ紙、その他金融、ガラス土石、医薬品、鉄鋼、輸送用機器などが堅調。
 日経平均は一先ず目先的な抵抗だった5日線を捉えている。一目均衡表では雲下限の切り上がりに沿ったリバウンドを見せつつあるようだ。上値追いは慎重となろうが、法人減税、円安を背景に底堅い展開が意識されよう。もっとも、機関投資家の資金流入は限られており、主要銘柄がけん引する格好での一段高は期待しづらいところ。
 また、公募増資発表が嫌気されたタカラバイオ<4974>が、ギャップ・ダウンで始まった後にプラスに転じてきている。参加者が限られる中、朝方の売り仕掛けに対するショートカバーが優勢となっているようである。仕掛け的な売買も出難くなるとみられ、物色対象は次第に個人の資金が集中しやすく、仕手系色の強い銘柄などによる短期の値幅取り狙いに向かいそうだ。
 前場段階では新日本理化<4406>が強い値動きをみせている。決算を手掛かりとしているが、仕手系色の強い銘柄であるため、資金が集中しやすいようだ。同社の強い値動きが他の材料系の銘柄への物色に波及する展開も期待されてくる。(村瀬智一)《FA》

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