概況からBRICsを知ろう~インド市場は通貨ルピー上昇など受け反発

2013年8月9日 09:55

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記事提供元:フィスコ


*09:55JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は通貨ルピー上昇など受け反発
【ブラジル】ボベスパ指数 48928.82 +3.12%
8日のブラジル市場は大幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1482.11ポイント高(+3.12%)の48928.82で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは65、値下がり6と買いが優勢。全業種が上昇し、中でもヘルスケアや通信に買いが集中した。

朝方は狭いレンジで推移したが、その後は上げ幅を大きく拡大させた。ウエートの高い鉄鋼や鉄鉱石など資源関連に買いが集中したことが指数の上昇をけん引。最大の貿易相手国である中国の7月の輸入増加率がプラスを回復し、市場予想を上回ったことが好感された。また、鉄鉱石最大手ヴァーレ(VALE3)の7月の輸出量が前月比で17%増加したとの発表も追い風に。

【ロシア】MICEX指数 1362.38 -0.04%
8日のロシア市場は5営業日続落。主要指標のMICEX指数は前日比0.53ポイント安(-0.04%)の1362.38で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり25、値下がり25と売り買いがきっ抗。MICEX指数はこの日、今年5月以来の連続下落期間を記録した。

小反発でスタートした後は利益売りに押され、その後も弱含みの展開が続いた。原油安や利下げ観測の後退が嫌気され、ウエートの高い石油・ガスや銀行などに売りが集中。7月のインフレ率が政府の設定するインフレ目標5-6%の上限を超えたため、明日9日の金融政策決定会合では、利下げが見送られるとの見方が優勢だった。また、4-6月期の国内総生産(GDP)や6月の貿易収支なども9日に発表されるため、様子見ムードが強い。

【インド】SENSEX指数 18789.34 +0.67%
8日のインドSENSEX指数は反発。朝方は前日終値を挟んでもみ合ったが、その後は上値を伸ばした。足元の株価急落が行き過ぎとの見方から押し目買いが優勢に。また、この日の外国為替市場で通貨ルピーが対米ドルで上昇したことも追い風。市場では「政府が近く自動車セクターのテコ入れ策を講じる」との観測が浮上しており、株式相場では関連銘柄に買いが集中。また、素材や鉄鋼、通信など一部セクターへの物色意欲が旺盛になったことも指数を押し上げた。

【中国本土】上海総合指数 2044.90 -0.09%
8日の上海総合指数は小幅続落。この日発表された7月の輸出入が市場予想を上回る伸びとなったことで、中盤にはプラス圏に乗せる場面も。ただ、その後は値を崩し、小安い水準で取引を終えた。米国の量的緩和が早期に縮小されるとの懸念や日本株の下落など、外部環境の悪化が引き続き圧迫材料。国内では、個別株オプション取引の模擬取引がスタートする見通しと報じられ、空売りによる相場へのマイナス影響が警戒された。《FA》

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