米株式:上昇、S&P500は1700突破

2013年8月1日 23:38

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記事提供元:フィスコ


*23:39JST 米株式:上昇、S&P500は1700突破

米株式市場

S&P500はギャップアップし、寄り付き後に1700を突破、史上最高値を更新している。

7月31日午後に結果が明らかになった連邦公開市場委員会では資産購入縮小を大きく示唆する文言は見れれなかった。ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏は今回の声明文において、連銀は成長の鈍化を認識していることを指摘。

経済成長に関しては、31日朝方に発表された第2四半期のGDPは市場予想を上回っていたが、前期分は大きく下方修正されていた。GDP発表後にゴールドマン・サックスのエコノミストであるハッツイアス氏が「(今回の結果は)現在の連銀による今年の成長見通し2.3-2.6%を示唆する数字ではない。よって、四半期毎の経済見通しが発表される9月に連銀が成長見通しを下方修正する」と予想していた。

だが、バークレイズは、「声明はドヴィッシュではあったものの、縮小と利上げの違いを示唆したものとの解釈。よって、9月に縮小が開始されるとの見方を維持」している。1日の債券購入は比較的大規模となっており、30-40億ドル。今月は来週6日が最大規模で予定されている。

2日発表前予定の7月雇用統計前に発表されている民間のデータは現在までで雇用増加を示唆している。ADP雇用統計では20万人の増加、6月は雇用が50を下回り、48.7にまで低下していたISM製造業景況指数の雇用は今月、54.4まで増加していることが本日明らかになっている。ISMの非製造業は来週5日発表予定。前月の雇用統計ではパートタイムの増加とフルタイムの低下が明らかになっていたが、データ次第では縮小へのシナリオを強めることになる。

31日朝方発表された市場予想を上回った第2四半期のGDPは発表後にフィッチが第2四半期の成長は、資産購入縮小へのシナリオを強める可能性が見込めるとの見解を示している。買い控えが目立ち利回り上昇が続く債券市場では、20年債超のETF(TLT)は本日も52週安値を更新している。

2014年1月で任期を終えた後にリタイアするとの見方が一般的なバーナンキ議長の後任への行方に関しては、オバマ大統領が31日、再度バーナンキ議長の後任は決めていない、と発言しているが同時にサマーズ氏への批判はアンフェアな部分があると氏を擁護。その後ホワイトハウスはこの発言に関して指名の行方とは関係ない、としているが、他有力候補として知られているイエレン現副議長に関しての大統領による言及は現在まで非常に少ない。ただ、サマーズ氏の名前がメディアに出だしたのは、ホワイトハウス関係者によるリーク、との報道もあり、イエレン現副議長の議長就任前の政治的な意図、とも捉えられる。正式な発表は秋までないもよう。

個別銘柄では、石油メジャーのエクソン・モービル(XOM)が市場予想を下回る決算を発表している。

S&P 500は17.67高の1703.40前後で推移、ナスダック総合指数37.84ポイント高の3664.21ポイント前後で推移、ダウ平均株価は133.86ドル高の15633.40ドル。(日本時間23時35分時点)。《KG》

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