米マイクロンがエルピーダの全株式を取得、スポンサー契約手続を完了

2013年7月31日 19:52

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 米マイクロン・テクノロジー・インクと更生会社エルピーダメモリの管財人は31日、マイクロンが2012年7月2日にエルピーダと合意したスポンサー契約に基づくマイクロンによるエルピーダの全株式の取得が完了したことを発表した。また、マイクロンは31日、これに関連する取引として、パワーチップ・テクノロジー社が保有するレックスチップ・エレクトロニクス社の株式24%の取得を併せて発表した。

 エルピーダの資産には、300mmウエハに対応した広島工場、台湾に300mmウエハに対応した工場を持つレックスチップの株式約65%、そして後工程の事業を中心とする資産を有する秋田エルピーダメモリの株式100%が含まれる。

 マイクロングループは、パワーチップから取得したレックスチップ株式と併せて同社の発行済み株式の約89%を有し、レックスチップの生産量の100%をコントロールすることになる。エルピーダとレックスチップの工場を合わせて月間18万5千枚以上の300mmウエハ処理能力となり、これはDRAM、NAND、NORを合わせた現在のマイクロンの生産能力を約45%増強することとなる。

 エルピーダは、その先端技術により携帯電話やタブレット端末向けのモバイルDRAMにおいて非常に重要な地位を築いてきた。他方、マイクロンは、NANDとNORフラッシュメモリの広範な製品ポートフォリオに加え、サーバーやネットワーク向けエンタープライズDRAMソリューションにおいて主要な地位を占めている。両社の製品ポートフォリオが補完されることは、メモリ市場におけるマイクロンの地位をより一層強化すると共に、顧客へのより高品質なソリューションの提供を可能とする。

 マイクロンのマーク・ダーカンCEOは、「我々はエルピーダとマイクロンとの統合により、業界をリードするメモリ専業の会社を形成できたことに大変満足している。今回の統合により、研究開発力や生産能力は強化され、また、コスト面や生産面の相乗効果が得られ、さらには幅広いメモリ製品ポートフォリオが顧客に提供されることになる」と述べている。

 また、エルピーダの代表取締役社長兼CEO、管財人の坂本幸雄氏は、「この取引はエルピーダの技術、製品群、従業員の価値を証すもの。そして、2つの組織が結びつくことでお客様により広範なメモリソリューション、強みとスケールを提供できることとなる」と述べている。

 なお、坂本氏はこのクロージング日をもってエルピーダを退任することを発表した。また、マイクロンとエルピーダは、エルピーダの新事業家管財人兼代表取締役社長、及びマイクロンジャパンの社長として木下嘉隆氏が就任したことを発表した。

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