江口悟による紙とエルメス製品のウィンドウディスプレイ - 銀座メゾンエルメス

2013年7月29日 12:30

印刷

記事提供元:ファッションプレス

2013年7月18日(木)から2013年9月18日(水)まで、銀座メゾンエルメス(Hermès)のウィンドウディスプレイにユニークなインスタレーションが設置される。


[ この記事の画像を見る ]


自転車やオールにサボテン、スケートボードやバレーボール、そしてエルメスの製品。一見、とりとめなく積まれたこれらのオブジェは、まるで人間が両腕でバランスを取りながら片足で立っているかのような絶妙な安定感を保っている。これらのアイテムはなんと、一部のエルメス製品を除き、すべてが紙で出来ている。


このインスタレーション「プレイフル」を制作したのは、ニューヨーク在住のアーティスト、江口悟。江口は日常的な風景を紙で再現し、そのオブジェを輪郭に立体的な絵を描く。ときに精巧に、ときに描きかけのような余白を残して着色されたオブジェが並んだ風景を見ると、一枚の絵画を見ているような錯覚を覚える。積み上げられたオブジェは、まるで絵画の世界から飛び出してきたかのようで、いびつな紙の質感を残しつつ、実物のエルメスの製品の素材感と混じり合う。


2013年度のエルメスの年間テーマは「スポーツは素敵!」。ウィンドウの壁面にさりげなく立てかけられている巨大な鉛筆は、その非現実性に思わず振り返ってみたくなるようなインパクトを与える。「現実感」「スピード感」「緊張感」が様々なレベルで織りなすこの不思議なインスタレーションは、スポーツが与えてくれる日常からの解放という感覚に似ているかもしれない。


【アーティストプロフィール】

江口悟

1973年新潟生まれ。School of Visual Arts修了後、ニューヨークにて制作活動を続ける。主な展覧会に「日常/ワケあり」神奈川県民ホールギャラリー(2011年)、「Kunst Nu」ゲント市現代美術館(2009年)、「Things in a Place」MISAKO&ROSEN(2008年)、「Making a Home: Japanese Contemporary Artists in New York」ジャパンソサイエティー(2007年)など。


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連記事