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GSなど外資企業、養豚業から撤退加速、中国市場は予想より手強い
記事提供元:フィスコ
*12:53JST GSなど外資企業、養豚業から撤退加速、中国市場は予想より手強い
ゴールドマン・サックス証券(GS)など外資系企業が中国の養豚業からの撤退を加速しているもようだ。中国メディアによると、GSやシンガポール政府系投資ファンドらは2005年に中国の食肉大手雨潤食品に7000万米ドル(約70億円)出資したという。また、GSは2006年に雨潤食品の競合相手である双匯集団(食肉加工大手)を20億元(約326億円)で買収。中国国内の豚肉価格の上昇に伴い、GSは2008年に湖南省や福建省などで養豚所数十カ所を増設し、計2億-3億元の資金を投入した。一連の出資拡大を受け、GSは2011年に中国の豚肉市場シェアの22%を握ったと試算され、数年前の豚肉価格の大幅上昇はGSに関係している可能性があるといわれた。
一方、中国国内の豚肉価格は2011年から下落し始め、業界の利益率も大幅に圧迫されている。また、豚肉の供給拡大などを受け、国内における価格上昇の可能性が低いとの観測も外資撤退を加速させている。一部ではGSが保有する米食肉加工大手スミスフィールド・フーズの株式を双匯集団に譲渡することが、中国市場から撤退するための布石だとみている。
専門家は、数年前の豚肉価格の急上昇について、中国の養豚業が成熟していないうえ、生活レベルの向上に伴う食肉需要が急増したことが主因だと分析。一方、養豚業の発展に伴う供給拡大や需要の伸び鈍化を受け、豚肉価格の下落が必然的な流れだと指摘した。GSなど外資企業がこうした市場の需給変化を十分に把握しなかった可能性があると分析した。《ZN》
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