【アナリスト水田雅展の銘柄分析】朝日ラバーのモミ合い1ヶ月継続、低PBRと今期84%増益を見直しへ

2013年7月23日 09:20

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 車載照明用ゴム製品が主力の朝日ラバー<5162>(JQS)の株価は280円台で堅調に推移している。「終値」でみれば280円台がほぼ1ヶ月継続している。低PBRや今期(14年3月期)好業績見通しを支援材料として5月の高値(320円)を試す可能性があるだろう。

 自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)や、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓)にも展開している。シリコーンゴムをベースにした製品開発に強みを持ち、車載用の小型電球の光源カラーキャップ(ASA COLOR LAMPCAP)や、車載用のLED照明の光源カラーキャップ(ASA COLOR LED)などを主力製品としている。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。

 主力の車載用は米国自動車市場の好調、円安に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加などで好調が予想される。前期低調だったスポーツ用や医療用も、顧客側での在庫調整の影響が一巡する見込みだ。円安メリットも寄与して営業損益の大幅な改善が期待されるだろう。なお8月9日に第1四半期(4月~6月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、5月14日に年初来高値320円を付けた後は、6月25日に272円、6月28日に275円まで調整する場面があったが、概ね280円~300円近辺の狭いレンジでのボックス展開となっている。

 7月22日の終値290円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると、足元では13週移動平均線と26週移動平均線を回復してきた。動意のタイミングが接近しているようだ。指標面の低PBRや今期好業績見通しを支援材料として5月の高値を試す可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【じっくり投資コーナー】三益半導体工業は『BBレシオ好転』で業績にいっそうの期待(2013/07/21)
【株価診断】インフォマートは2000円前後煮詰まり上放れ近い、第2四半期を上方修正(2013/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事