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10日の中国本土市場概況:大幅上昇、李首相発言などで上海市場は2000の大台回復
*17:06JST 10日の中国本土市場概況:大幅上昇、李首相発言などで上海市場は2000の大台回復
10日の中国本土市場は大幅上昇。上海総合指数は前日比42.67ポイント高(+2.17%)の2008.13、深セン成分指数は同250.78ポイント高(+3.30%)の7851.25で取引を終えた。狭いレンジでもみ合った後は終盤に上げ幅を急速に拡大させた。上海総合指数はこの日、終値ベースで4営業日ぶりに2000の大台を回復した。
中国景気が急速に減速するとの懸念が後退したことが好感された。李克強首相は昨日9日、合理的なレンジ内で構造改革に注力すると発言した。また、最近の大幅下落を受けて、中国企業の株主が相次いで香港上場株の買い戻しを実施しているとの報告も支援材料。そのほか、シンガポールの政府系投資ファンド、テマセク・ホールディングスが中国の銀行セクターにポジティブな見方を示したこともサポート材料となった。
一方、前半はこう着感の強い展開となった。6月の輸出額が予想外に減少したことが嫌気された。また、A株の低迷がしばらく継続するとの見通しも相場の重しとなった。
セクター別では、資源関連が終盤に上げ幅を急速に拡大。急速な景気減速懸念の後退に加え、最近の大幅下落で同セクターの値ごろ感が強まった。また、不動産関連も大幅高。業界大手の好決算に加え、香港の上場企業である碧桂園の大株主らが流通市場から自社株を買い戻しているとの報告が好感された。さらに、「天津市自由貿易区」の設立案が中央政府に提出されたとの報道も地元関連の物色手がかりとなった。
なお、中国の構造改革について、目先では成長鈍化につながるものの、長期的には中国経済の健全成長に寄与するとの見方が多い。一部では、構造改革の効果が早ければ2014年に現れるとみている。《KO》
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