欧米為替見通し:バーナンキFRB議長講演前夜の金市場の警鐘

2013年7月9日 17:32

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:32JST 欧米為替見通し:バーナンキFRB議長講演前夜の金市場の警鐘

本日9日の欧米市場のドル・円は、明日10日のバーナンキFRB議長の講演、10-11日の日本銀行金融政策決定会合を控えて、動意に乏しい展開が予想される。

米国と欧州・英国・日本の金融政策の乖離を受けて、ドルが離陸態勢に入りつつある時、ゴールド・フォーワードレート(GOFO)がリーマン・ショック以来、マイナスとなっている。

負のゴールド・フォーワードレート(GOFO)は何に対して警鐘を鳴らしているのだろうか。

ドル買いの主体は、下半期に入り、安倍トレード(日本株買い・円売り)を再開しつつあるマクロ系ファンド筋、ドル売りの主体(101円50銭-102円00銭)は本邦輸出企業。

バーナンキFRB議長は、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に、雇用情勢の改善を前提条件に、資産購入プログラムの縮小を示唆した。明日10日の講演で、2013年1-6月の月平均非農業部門雇用者数増加数(201,833人)が、7月30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラム縮小に十分な条件なのか否かを見極める展開となる。

もし、出口戦略が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)まで延期されることが示唆された場合、ドルは上げ渋る展開が予想される。

黒田日銀総裁は、追加緩和の可能性を示唆しているが、10-11日の日本銀行金融政策決定会合での経済・物価情勢の展望(展望リポート)の中間評価とともに、日本版「長期資金供給オペ(LTRO)」を導入するか否かを見極める展開となる。

ドラギ欧州中銀総裁とカーニー英中銀総裁は、低金利政策を長期間継続する「フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)」の導入を示唆している。

【今日の欧米市場の予定】

20:30 米・6月NFIB中小企業楽観指数:(予想:94.7、5月:94.4)
21:15 加・5月住宅建設許可件数(前月比予想:-5.0%、4月:10.5%)《KO》

関連記事