後場に注目すべき3つのポイント~上海総合指数は下げ幅拡大で2%超の下落

2013年6月25日 12:16

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:16JST 後場に注目すべき3つのポイント~上海総合指数は下げ幅拡大で2%超の下落

25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・コマツなど中国関連の動向を睨みながら方向性を探る
・ドル・円は97円71銭、リスク選好的な円売り拡大には懐疑的な見方
・上海総合指数は一時下げ渋りも下げ幅拡大で2%超の下落

■コマツなど中国関連の動向を睨みながら方向性を探る

日経平均は上昇。84.36円高の13147.14円(出来高概算11億4000万株)で前場の取引を終えている。日経平均は小反発で始まった。米株安が嫌気されるものの、シカゴ先物は大証比でプラスだったほか、前日大きく売られた反動による買戻しの動きもあるようだ。しかし、買い一巡後は下げに転じる局面もみられるなど、前日終値を挟んでの不安定な展開に。

ただ、警戒されていた上海株が下げ渋りをみせたことを受けて、先物主導で買い戻しとみられる動きに。また、GPIF理事長が株価について「割高になりすぎて上値がほとんどないという状況ではない」と述べたと伝わったことも安心感につながったようだ。これにより、日経平均は再びプラスに転じると、その後13200円台を回復する局面をみせている。

セクターでは海運が強い値動きをみせているほか、精密機器、水産農林、保険、電気機器、銀行、陸運などがしっかり。一方、その他金融、空運、石油石炭、鉄鋼、電力ガス、機械、証券などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めており、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、京セラ<6971>などがけん引する格好である。

日経平均は反発に転じているが、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>などのインパクトが大きいようだ。また、上海株の下げ渋りが買い戻しにつながった面はあろうが、ダイキン<6367>、コマツ<6301>などの弱い値動きが続いており、積極的には手掛けづらいところである。規模別指数では小型株指数の下げが目立っており、材料系の銘柄での物色も積極的になりづらいであろう。

日経平均は値がさの一角を睨みながらの展開となるなか、コマツなど中国関連の動向を睨みながら、相場の方向性を探る格好になりそうだ。前場の東証1部の出来高は11億4000万株にとどまっており、今年最低を更新する可能性はある。薄商いの中を先物主導で大きく振れやすい需給状況であり、反発ながらも神経質な展開が続きそうだ。

■ドル・円は97円71銭、リスク選好的な円売り拡大には懐疑的な見方

ドル・円は97円71銭付近で推移。日経平均の上げ幅拡大でドル・円は一時98円07銭まで上昇。ただ、中国株が続落していることから、リスク選好的な円売りが一段と拡大する可能性については懐疑的な見方が出ている。中国株(上海総合指数など)の下げ幅が拡大した場合、日経平均株価の上昇を抑制するとの指摘があり、ドル・円は伸び悩む可能性がある。

■今後のポイント

・日経平均株価はプラス圏に浮上→リスク回避的な円買いを抑制
・中国株の続落に対する警戒感

12時14分時点のドル・円は97円71銭、ユーロ・円は128円22銭、ポンド・円は150円92銭、豪ドル・円は90円36銭付近で推移。上海総合指数は、1917.87(前日比-2.31%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・上海総合指数は一時下げ渋りも下げ幅拡大で2%超の下落
・材料株物色は限定的、外部環境への警戒感から全般的に見送りムード優勢
・後場も先物、上海総合指数次第に、材料株物色は一服へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

15:00 工作機械受注(5月確報、日本工作機械工業会)
16:00 東証住宅価格指数(4月)《KO》

関連記事