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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】アウトドア用品のティムコは「富士山関連」、株価は調整一巡感
フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ<7501>(JQS)の株価が調整一巡感を強めている。世界文化遺産登録が決定した富士山関連としても注目したい。
フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。今期(13年11月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比6.5%増の29億86百万円、営業利益が42百万円(前期は6百万円の赤字)、経常利益が44百万円(同3百万円の黒字)、純利益が11百万円(同79百万円の赤字)としている。
フィッシング用品は一部地域での放射線風評被害の影響が残り低調だが、富士山の世界文化遺産登録が正式決定したことで登山・アウトドアブームが一段と盛り上がることが予想され、アウトドア用品に追い風となりそうだ。アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組む方針であり、売上総利益率改善も寄与するだろう。
株価の動きを見ると、6月4日に551円まで調整する場面があり、日足チャートで見るとモミ合いレンジを500円台後半から500円台半ばに切り下げた形になった。しかし足元では徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。
6月21日の終値570円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS3円93銭で算出)は145倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で調整一巡感を強めている。低PBRに見直し余地があり、富士山関連のテーマ性で動意付く可能性があるだろう。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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