【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クレスコはクラウド&ビッグデータ関連が拡大で2ケタの増収増益、株価は出直り強める

2013年6月24日 09:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)の株価が調整一巡して出直り感を強めている。クラウド関連やビッグデータ関連の市場拡大が追い風であり、高値圏回帰の展開が期待されるだろう。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比15.6%増の220億円、営業利益が同13.5%増の14億10百万円、経常利益が同8.5%増の15億30百万円、純利益が同12.5%増の8億60百万円としている。組込型ソフト開発は採算重視戦略にシフトしているため新規案件が少ないようだが、クラウド関連の受託ソフト開発が引き続き好調であり、4月に子会社化したクリエイティブジャパンも寄与する模様だ。消費増税前の企業のIT投資駆け込み需要も期待されるだろう。

 クラウド関連やビッグデータ関連の市場拡大が追い風であり、中期的な収益力向上に向けて、M&Aや得意分野を持つビジネスパートナーとのアライアンス戦略を推進する。収益力の低下しているグループ子会社の再編・統合・業態転換なども検討しているようだ。

 株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値894円から反落し、6月7日に673円、6月13日に678円まで調整した。しかし足元では下値を切り上げて730円近辺まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。

 6月23日の終値733円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円68銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は3.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS786円92銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線から反発してサポートラインを確認し、日足チャートで見ると25日移動平均線を回復する動きを強めている。指標面には割安感があり、今期好業績見通しを評価して高値圏回帰の展開が期待されるだろう。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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