日経平均後場寄り付き&為替概況:日経平均は77円安、インデックス買いで下げ幅縮小

2013年6月21日 12:58

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記事提供元:フィスコ


*12:58JST 日経平均後場寄り付き&為替概況:日経平均は77円安、インデックス買いで下げ幅縮小

【日経平均は下げ幅縮小、ファーストリテやファナックが上げ幅拡大】

12時57分現在の日経平均株価は、12936.94円(前日比-77.64円)で推移。日経平均は前引け値と変わらず水準で始まった。ランチタイムの225先物は12920円まで下げ幅を縮める動きをみせていたが、その後は12900を挟んでの狭い値動き。昼のバスケットは小幅に買い越しとの観測。為替市場ではドル・円が97円20銭辺り、ユーロ・円が128円70銭辺りと、若干円安に振れて推移している。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、KDDI<9433>などが上げ幅を広げており、インデックス買いによって日経平均は下げ幅を縮めてきている。TOPIXは前引け段階で下落率が1.5%を超えていたが、1.0%程度に下落率が縮まっている。

セクターでは、保険、精密機器がプラスだったが、後場に入ってパルプ・紙、医薬品もプラスに転じてきている。材料系ではDOWA<5714>、空港ビル<9706>、ガリバー<7599>、東鉄鋼<5445>が上げ幅を広げているほか、全国保証<7164>、TSIHD<3608>、がプラスに転じてきている。

【ドル・円は97円30銭付近、ドル買い材料不足で伸び悩む】

ドル・円は97円30銭付近で推移。日経平均株価の下落を意識したポジション調整的な円買いは一巡しつつあるが、具体的なドル買い材料は不足しており、ドル・円は伸び悩んでいる。市場参加者の間では、日経平均株価の下げ幅がさらに縮小した場合、ドル・円は97円台後半まで上昇するとの見方が出ているが、欧米諸国の株式相場が反転、上昇しない場合、ドルの上値は重くなる可能性があるとみられている。

■今後のポイント

・日経平均株価の下げ幅縮小でリスク回避的な円買い・ドル売りは一巡か
・具体的なドル買い材料不足→ドルは97円40銭近辺で伸び悩む

12時57分時点のドル・円は97円30銭、ユーロ・円は128円80銭、ポンド・円は150円93銭、豪ドル・円は89円78銭付近で推移。上海総合指数は、2064.81(前日比-0.92%)で前引け。《KO》

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