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「米FRB ゼロ金利政策の早期解除の可能性は?」
記事提供元:フィスコ
*14:55JST 「米FRB ゼロ金利政策の早期解除の可能性は?」
バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は19日、短期金利の引き上げを検討する前に失業率の目安の下方調整を目指す可能性があると述べた。公表された連邦公開市場委員会(FOMC)の声明では、「失業率が6.5%を上回る限り、FF金利の誘導目標を0%から0.25%のレンジで据え置く」としている。
バーナンキ議長は会見で、「基準の調整については起こり得ると思う」と述べており、「調整するとしたら下方であることは確実」との見方を示した。米FRBは失業率6.5%を目安にしているが、この基準は変更される可能性がある。米国の失業率は7%を大きく上回る水準だが、求職者数が増加しない場合、失業率は段階的に低下し、年内に7%前後まで下がる可能性がある。
失業率が7%程度まで低下しても政策金利を引き上げる必要性は全くないとの意見もあるが、基準の調整は「ゼロ金利政策」の早期解除を意識させる。ゼロ金利政策は2014年以降も継続するとの見方が一般的だが、FRBはより早い時期の解除を計画している可能性がある。その目的は不明だが、ゼロ金利政策の終了は過剰流動性相場の終焉と見なすことができる。《MK》
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